ONE-NETBOOK社の第三世代UMPCとなるOneMix 3のキーボード部分がついに姿をみせました。公式からONE-NETBOOKのグループ向けに公開された写真ではアンティーク家具の上に横たわるブラックカラーのOneMix 3が見えます。ミッションインポッシブル限定モデルに似た美しい上がりに、ブラックカラーを待ち望んでいたファンからは歓喜の声が聞こえてきそうです。

また、この位置なら電源ボタンと指紋センサーが一緒になっていると予想していたのですが、指紋認証センサーと電源ボタンは別々に独立しているようです。電源ボタンと兼用にしたり、側面に指紋認証センサーをつけるだけで一つキースペースを確保できるのにもったいないです。

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カラーはブラックだけではないかも

また、これまで一度もみられなかったホワイト系?のシルバーカラーモデルも初お目見えしています。ピンクといったOneMix 2Sの限定カラーが続いたためか、ブラックやシルバーがかなり落ち着いて感じられ高貴な雰囲気すら漂います。製品カラーについて未定としていたのは複数の候補があるためかもしれません。

キーボード配列の不安は予想通りの結果に

右Altキーがなくなったり、GPD Pocket 2を意識してか「:;」と「",」のキーが反対になっていたり、細かいところで異なっていますが、Tabキーを最上面に配置するなど共通する部分も見られます。

※5月16日予約販売で開示されたキーボードは配列が更に変更されてこうなりました↓↓まさかの右Shift復活!

せっかく筐体サイズが大きくなり余裕ができたのに、スペースキーやエンターキーを長くとってしまったのはいただけません。

Asus T90 Chiキーボード部

Asus T90 Chiのキーボードのように工夫次第でせまいスペースをここまで有効利用でき、快適なタイピングができるようになります。今後中国UMPCメーカーの課題として、模倣や流用品ではなくユーザーの使いやすさを考えたオリジナルキーボードの開発が急務だと思われます。

前回の画像でも心配された点ですが、右shiftキーや右Ctrlキー等なぜか省かれてしまったのはチラ見せ画像の通りだったようです。これにはキーピッチを優先させてゆとりを持たせるか、できるだけ一般的なキーボードに寄せてくるか好みが別れるところだと思いますが、これまでの経験から「ゆとりやボタンの大きさ」よりも「標準配列」を優先させた方が個人的には使いやすく感じたので、私にとっては残念なお知らせとなっています。

GPD Pocket 2やGPD MicroPCの開発秘話としてiPad miniのBluetoothキーボードを模倣することから始まったという話があります。Windows機でありながらiPadなどのiOSキーボードをコピーしてしまったできの悪いGPDシリーズのキーボードに似通っているのは偶然にしても模倣にしても使う側からすると喜ばしいことではないでしょう。

 

GPD Pocket 2と比べるとスペースキーやエンターキーが長く感じられますが、現行モデルであるOneMix 2Sと比較してみるとスペースキーはすっきりし、コロンやセミコロンのよこに複数のキーが増えてAutoHotkeyなどキーマップを変更するソフトを使えば使いやすさは向上されそうです。また変更点として、右クリック左クリック部の間にマウス機能が移動したようです。

ライバル機GPD Pocket 2 Maxのサイズがモスクワ公称値より更に巨大化

モスクワでのパンフレットには

206mm x 148mm x 5.4~18mm

とありましたが、Japan IT Weekでの実機登場後にツイートした内容から

213mm x 149.5mm x 5.5~14.2mm

へとさらに巨大化されたことが判明しました。OneMix 3は204mm x 129mm x 14.9mmなので、コンパクトさをもとめるUMPCフリークにとってはGPD Pocket 2 MaxからOneMix 3への乗り換えを考えるユーザーも多そうです。特にトラックパッドを備えた分奥行きに差が出ています。

GPD Pocket 3ではコンパクト路線に回帰するのか定かではありませんが、実機でみたGPD Pocket 2 Maxの大きさはかなりのものだったので、MicroPCなみに安くなければ私も購入予定はないです。

OneMix 3 VS GPD Pocket 2 Mazサイズ比較

OneMix 2SからOneMix 3へのサイズ変更と共に今話題のGPD Pocket 2 Maxとのサイズ比較をしてみました。若干誤差はあるかと思いますが、おおよその基準としてはこんな感じになるはずです。

いまわかっているキーボード部を重ねてみたイメージ図です。OneMix 3もそこそこ大きくなっていますが、GPD Pocket 2 Max・・・大きいです。OneMix 2Sが小さいすぎるのかもしれないですが。

OneMix 2S、GPD Pocket 2、OneMix 3、GPD Pocket 2 Maxと並べて比較するとそれぞれのキー配列もわかっておもしろいですね。こうみると、色々愚痴ってみましたが、OneMix 3が一番まともかもしれません。どれも変態配列で嫌いですが、あえて好きなキーボードを選ぶならOneMix 2SかOneMix 3のどちらかですね。

ライバル迷走でTopjoy Falconまさかのタナボタ?

Topjoy Falconも比較対象に加えるなら、一番タイピングしやすそうで実用的なのは上記4機種よりダントツでFalconでしょう。クラウドファンディングをみてると本当に6月に出荷してくれるのか心配ですが、OneMix 3やGPD Pocket 2 Maxの情報を待ってから最終的な購入を決めたいと迷っていた方も多いはず。

Windowsを搭載した8インチクラスのUMPCに2K(OneMix 3は2560 x 1600)という高精細ディスプレイを使うのは文字が小さくなりすぎて使いにくくなるばかりでなく、電力消費も高くなり、ゲーム時の負荷も厳しくなるので、良くてフルHD(OneMix 2Sは1900 x 1200)が限界だと感じています。その辺を考えてGPD Win 2は1280 x 720という数値で勝負してきたはずなんですが、わずか1インチ上がった程度でいきなり2Kにするのは無謀ではないでしょうか。OneMix 2Sの1900 x 1200の解像度でもブラウジング時には文字を拡大しないと読みにくいというのが正直なところ。

AndroidやiOSのように上手にスケーリングしてくれるOSとは違うので、結局フルHD解像度のTopjoy Falconがタイピングやウェブ閲覧用途では一番使いやすい機種になりそうです。さらにCPUパフォーマンスで勝っているGPDやONE-NETBOOKと同様にm3-8100yモデルを次世代Falcon 2では採用すると漏らしていることからも大穴のTopjoy Falconの人気に火が付きそうな予感がします。

そんなTopjoy Falconは人気に火が付きそうだったのにもかかわらず、出荷が遅れているにもかかわらず適当な回答がバッカ―らの怒りを買い絶賛炎上中です。

追記:より鮮明なキーボードレイアウト入手→5/16更に変更あり

より鮮明な画像を入手したので、こちらの画像でよりはっきりとキーレイアウトを確認できます。今後購入予定という方は是非今のうちに変態キー配列用の準備をしながら待ちましょう。

5/16に公開された画像では上記のように変更となっています。たった数日でレイアウトが変更になっているのはびっくりですけど、サプライズとはこのことでしょうか?右Shiftキーがあるし、これだけでも嬉しい変更ですよ!

価格は未だに非公開、予約開始は5月16日と予告

最も気になる価格が未だに判明しません。ほしいかほしくないかといわれたら「すっごくほしい!」です。

しかし、OneMix 2S Platinum Editionのように13万円とかいわれたら、ちょっと後ずさりしちゃいます。日本円で10万円(900ドル)未満ならなんとか頑張れるかな~というところですが、欲をいえば7.5万円(680)ドル以下でお願いしたいところ。

みなさんならお幾ら万円までお布施ができますか?

予約販売は5月16日開始とウェブ上で通知しています。

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