Topjoyの8インチUMPC『Falcon』の名を聞いてあまりにも長い時間が過ぎましたが、各種クラウドファンディングでの資金集めにも成功し、ついに一般市場にも出回る日が来ました!GPD PocketシリーズやOneMixシリーズでは毎回最速販売をはじめたgeekbuyingで、今回もTopjoy Falconの先行予約が始まっています!
クーポンコード【OJCQVTJQ】を入力すると、特別価格$559.99(Falcon Penセット価格!!)での購入が可能です。
日本のクラウドファンディングCAMPFIREでは専用ペン(Falcon Pen)が同梱されていないため、5000円以上もお得です。CAMPFIRE投資組には完全に悪い知らせとなっていますが、早期割引の61000円より安い設定です。CAMPFIREでは66000円プランが残るのみの大人気商品となっているだけに、今回のgeekbuying価格はかなりお得となっています。
発送開始予定日は25日後頃を予定しているので、5月末頃~6月初旬には手元に届いている計算です。そのころはOneMix 3やGPD Win2 Max等の話題で盛り上がっている不利な状況かもしれませんが、『価格面』『サイズ感』『CPUパフォーマンス』において絶妙なバランスで構成されているTopjoy Falconがいい!というユーザー層はもちろんいるでしょうね。
- 筆圧ペン対応
- 360°回転ヒンジ機構
- SSDの増設可能(簡単な分解が必要らしい)
これらも特筆すべき注目ポイントです。OneMixシリーズの専売特許であったペンとヒンジ機構にさらに「SSDの換装」が可能(ふたを開ける必要があるみたいです)ということで、OneMix 2SにはなかったSSDの増設という『カスタマイズ性』を上乗せし、ユーザーの購買意欲を刺激しますね。
目次
他社のいいとこ取りTopjoy Falconの主要スペック
- メーカー:Topjoy
- モデル名:Falcon
- OS:Windows 10 home
- CPU:Intel pentium Silver N5000, Quad Core, 1.10GHz~2.7GHz
- メモリ:8GB(LPDDR4)
- ストレージ:256GB SSD
- ディスプレイ:8インチ
- アスペクト比: 16:10
- 解像度:1920 x 1200 IPS液晶
- Bluetooth:ver4.1
- Wi-Fi:2.4/5GHzデュアルバンド対応 802.11 ac/a/b/g/n+
- 拡張ポート類:USB Type-A x 1、USB type-C x 1(フル機能)、mini HDMIポート、3.5mmオーディオジャック
- バッテリー:5800mAh(PD急速充電対応)
- 使用時間:8時間
- 1024段階筆圧検知ペン対応
- 360°回転ヒンジ機構
- 入力:100-240V-50/60Hz 0.7A Max
- 出力:5V3A,9V3A,12V2.5A,15V2A,20V1.5A
- サイズ:200 x 130 x 20
- 重さ:650 g
こちらが主なスペックですが、CPUがPentium Siliver N5000というのはまず注目です。パワー的には後期型GPD Pocket 2やOneMix 2SのCore m3-8100Yには敵いませんが、これまでのAtom機と比べると快適です。最新のAAAゲーム類はきついですが、軽めのゲームや一般的な事務作業には十分すぎるCPUとメモリー容量です。
Pentiumの採用によって、長時間使用と低価格化に成功したのは大きなメリットと言えるでしょう。8インチという他社に比べて大きなボディサイズながらバッテリー容量も6000mAh越えの機種が多いのに対しFalconは5800mAhとむしろ小さくなっているので、軽量化にもつながっているようです。
GPD Pocketのいいとこ取りをしたOneMixのさらにいいところを参考にしたと思われ、GPD Pocketにはない『筆圧ペン対応』『360°回転ヒンジ機構』などの特徴を持ち、さらにOneMix 2Sで廃止となった『キーボードバックライト』がついています。タイピングのしやすさも、プロトタイプを使用したLiliputing曰く「FALCONでタイプすると1分間に50~60語しか打てないが、一般的なキーボードなら100語は打てる」といっていたことから、ボディサイズを大きくした利点は高いようです。
追記:OneMix3やGPD Pcoket 2 Maxよりも実用的なキーボードと解像度
5月9日判明したOneMix 3のキーボード仕様や、Japan IT Weekで姿を現したGPD Pocket 2 Maxのキーボード配列をみると、一番使いやすそうなキーボードはTopjoy Falconであるといえます。特に日本語入力においてスペースキー両側にAltキーがあるのは、日本語変換の代用キーとして大いに役立ちそうです。
alt-ime-ahkなどMacの日本語入力を実現させるフリーソフトなどが各種リリースされているので、Altキーがあるかないかだけでブロガーだけではなく、何かしら日本語を入力する必要がある日本人たちにとって魅力的なキーボードです。
スタイルに合わせた自由な使用が可能
仕事に、勉強に、ゲームに、色んな場面で活躍できるポテンシャルを秘めたマシーンです。特に気になるのは1024段階のスタイラスペンです。OneMix 2Sのペンがお世辞にも良いとはいえないものだったので、この形状からもしかしたらSurface Penと互換があるかも?なんて期待しています。
ただし、2018年10月の試作機の様子をみると、OneMixをさらに上回るダメダメ感を醸し出しています。どうか、改善されていますように!
もしかしたら、OneMixやVOYOの製品と互換性があったりして・・・それはそれでネタ要素としておもしろいのですが、実際使うなら実用性の高いペンがほしいです。
8インチという絶妙なサイズ感
8インチというサイズを選んだのは大正解だと思っています。OneMix 2Sの8.4インチもGPD Pocket 2 Maxの8.9インチも許容範囲ですが、7インチは個人的に中途半端でした。小さくするなら5.5インチクラスがいいし、最低限のオフィスワーク的な処理なら8~8.9インチが理想です。その間の7インチは自分の中ではすごく残念なサイズとなっているので、8インチというサイズに一番魅力を感じています。
価格の魅力が薄れた感があるが
クラウドファンディングでは、128GBモデルを$399で販売していたキャンペーンもあったため、お得感がありました。バッカーへの配慮からか、市場価格を若干高めに設定しているのは先行投資をおこなったバッカーとしては信頼できる会社として捉えることができますが、後から市場価格で購入する消費者にとっては少し残念なお知らせですね。
geekbuying価格は買いか
クラウドファンディングの128GBモデル早期割引価格には一歩及ばないものの、CAMPFIREでも早期出資特典の割引がありすでに200人以上の出資者を獲得している人気モデルです。55000円の50人枠はすでに完売。61000円での出資者は4月27日現在199人となってこちらも完売。
希望小売価格は89000円としているので、早期購入の割引は大きく、早期割購入できなかった方にとってはかなり高価格での購入になってしまいます。
今回のgeekbuyingでの価格設定はクーポン特価で約$560(約62400円)ですが、$20ドルするオリジナル専用スタイラス Falcon Penがついてきます。(※geekbuying特価。クラウドファンディングでは早期割引$30、一般価格$60)
実質$540ということで、本体だけなら約60000円です。
60000円であれば、CAMPFIREで買い逃したユーザーにとっても納得の価格となっていますが、今後控えているGPD Pocket 2 Max、OneMix 3、機能とサイズが似通ったChuwiのMiniBook等の販売が控えているため悩んでいるユーザーは多そうです。
これだけの機能とCPU、メモリーを搭載した8インチUMPCが500ドルちょっとで買えるならアリでしょう。KickStarterでも$499でのバッカーが多数を占めていましたので$500ドル前後ならこのスペックでも価値がるとみるユーザーが多いようです。
また軽く蓋をあければSSD換装可能との情報をもとに考えると、M.2 2280のSSDは512GBクラスなら約8000円前後で購入可能です。OneMix 2Sでいう限定モデルは800ドル~1100ドルほどするので、プラス8000円でこの容量をゲットできるなら中々いいオプションですね。だったら128GBモデルを$400前後で出してくれれば最高なんですが。
キーボードが使いにくいCore i7のロマンに12万の価値を見出すか、少しでも実用性を重視した500ドル付近の低価格モデルに魅力を感じるか、やっぱりさらに一万円を出してOneMix 2SのCore m3モデルを選ぶのか、と~っても悩ましいところだと思います。
最近の傾向を考えると、UMPCの人気とインテルの供給能力のバランスから各メーカー発売後数カ月は品切れ状態が続くということが頻繁に発生しています。OneMix 2Sも1ヶ月以上まってやっと届いたと思ったところにOneMix 3の発表があったり、悔しい思いをした人がたくさんいるはず。
長く遊ぶには早いとこ予約してしまって、最速で手に入れるのが絶対いいですね。半年経とうとしているOneMix 2Sも独身の日が最安値でそれ以降600ドルを割ることすらなかったと記憶しています。OneMix 2Sの購入を12月末までまったことを僕は若干後悔しているので、気になったら早めに購入してながーくお付き合いするのが楽しく過ごせておすすめです。
日本のクラウドファンディングCAMPFIREでは早期割引が次々と完売になっており、2月からの出荷予定が遅れているFalconは投資組にまず送る必要があるため、予定通り6月に手に入れるためには予約は必須な状況です。