GPDと並び大きな注目を浴びるONE-NETBOOK社の第3世代OneMixシリーズ「OneMix 3」の予約販売（プレオーダー）がGeekbuyingで始まっています。先日全世界に向けて発信した予告では、間違いなく5月16日にJD.comで開始するとしていたのですが、世界市場に向けた大手通販サイトgeekbuyingでも国内同時販売を決行したようです。
また、先行予約が開始されたことによりこれまで全く触れられていなかった価格が明らかになっています。Geekbuyingでの予約販売価格は$749.99（geekbuyingレートだと84579円）です。通常セール価格は$759.99(85889円)ですが、クーポン使用で【749.99ドル（限定50台）】になります。スタイラスペンセットだと$769.99のクーポン特価になります。
5/30追記：スタイラスペンセット価格のクーポン情報を追加しています。
ちなみにJD.comでは開始1時間足らずですでに1100件を超える予約が入っています（※5/18 1758件超えました）ので、予約必須の人気商品確定です！
みさなんの予想や理想価格と比べていかがですか？Platinum Editionでちょっと感覚がおかしくなってしまっているのか、すごく安く感じているのが不思議です。
※補足：4G LTEのサポートは二転三転しておりましたが、本モデルではLTEは正式にはサポートしていないとのことでした。M.2スロットを利用して自作すればできるかもという回答です。
目次
新しくなったOneMix 3のスペックをチェック
新世代となるOneMix 3と全世代OneMix 2Sとのスペックを比較すると上の表では赤字部分がアップグレードされた箇所になっています。ざっとまとめてみると下記の通りです。
- サイズ： OneMix 2S: 182mm×110mm×17mm → OneMix 3: 204mm x 129mm x 14.9 mm
- 重さ：518g → 約659g
- ストレージ：ビルトイン 256GB（又は512GB PCIE NVMe SSD ※geekbuyingは256GBモデル） + 増設用M.2スロット最大2TB(SATA)をサポート
- 特徴：デュアルSSDサポート
- ディスプレイ：8.4インチ 2K Retina解像度（2560 x 1600） OGS（One Glass Solution）採用
- 特徴：4096段階筆圧検知対応スタイラスペンサポート
- Surface Penをサポート
- バッテリー：8600mAh
- 充電：5V/9V/12V チャージをサポート
- キーボード：キーボードバックライト（ON/OFF切り替え可）
- ワンクリック静穏モードサポート
- ポート類：microSDスロット x 1、USB Type-C、USB 3.0 x 1、micro HDMI x 1、ヘッドセットジャック x 1、M.2スロットポート
- ※4G LTEのサポートについて、本モデルでは正式にはサポートしていないとのことでした。M.2スロットを利用して自作すればできるかもという回答です。
ボディ周りは数センチ大きくなりましたが、厚み自体は薄型化に成功しています。筐体に余裕ができたことで、バッテリー容量が増え長時間駆動が期待されます。また、増設用のM.2スロットを設けたことにより拡張性と4G LTEモジュールの増設などカスタマイズ性も大幅に向上しました。
画面サイズが8.4インチへと大型化され、さらに広い作業領域で仕事の効率化を実現。筆圧検知レベル4096段階に加えSurface Penをサポートするなど機能面の進化が素晴らしいです。
そしてOneMix 2Sでユーザーが不満に思っていた特殊な電源周りによる充電問題もスペックを見る限り改善されているようです。前モデルでは「この充電器ならいける！」「9Vでもできたぞ！」「モバイルバッテリー全然使えね～！」といったユーザー間の情報を頼りに充電器やモバイルバッテリー探しに奔走していましたが、5V/9V/12Vでの充電が可能となっているため、OneMix 2Sでお蔵入りになった充電関連機器も使用できそうです。個人的にはこの改善が本当に嬉しい！
これらの違いにあまり価値を感じない場合は、価格が下がってくるであろう旧世代モデルの購入や、OneMix 4の発売まで待ち続けるか検討すればよいでしょう。
CPUのm3-8100Yについては、OneMix 2S（m3-8100Y）で4Kモニターに出力して使用している動画があるので参考にしてみてください。4Kでも問題ないのでOneMix 3の2Kならさらにキビキビ動いてくれるはずです。
比較すると以外に小さい？それとも大きい？
OneMix 2SやGPD P2 Maxと比べるとちょうど中間くらいの大きさになっています。このサイズの違いをどう受け止めるかは人それぞれだと思いますが、私の場合8.9インチのAsus T90 ChiやVAIO Pシリーズで大喜びしていたぐらいなので、よくぞこの程度に抑えられたという印象です。
画像でみるOneMix 3
こ、これは・・・なぜブランドロゴを標準でつけるようにしたし・・・、今まで通り無印でいいのに。ついにブランド化を意識してきたのでしょうか。
CPUは自社のOneMix 2SやGPD社のGPD Pocket 2、GPD P2 Max等で採用された（または採用予定）の実績があるCore m3-8100Yを搭載しています。OneMix 2Sを実際に動かすまでは排熱問題など気になっていましたが、全く問題なく実に快適なので今回も引き続き同CPUを採用ということでむしろ安心感があるくらいです。
メモリは8GBでアップグレードはありませんが、今後16GBバージョンや、Core i7モデルも出てくる雰囲気をにおわせていますので、スペック命という人はしばらく様子をうかがうのも一考する余地があるかと思います。
実際手に持ってしようするとこのようなサイズ感です。キーボードもブラックの方がよかったかも。視覚的に小さくなるような効果を狙ったカラーリングでしょうか。
スタイラスペンはすごくかっこよくなったと思います。クリップもついて便利さも向上してます。
全体的にシルバーなので統一感は出ていますね。
内蔵のSSDはMicro PCIeを採用しているようです。小型化に一役買っているものと思われます。
狭額縁ベゼルで2K液晶にアップグレード。
厚さは14mmに薄型化されています。
キーレイアウトがまた変わってる！！
結構需要が多いバックライトキーボードが復活！そしてよく見ると「右Shiftが復活」しているじゃないですか！これは嬉しい仕様変更。それにしても実機画像公開から数日での変更って・・・これがサプライズネタの一つということなんでしょうか。
そして、4096段階の筆圧検知レベルに対応し、マイクロソフトのペンもサポートしています。
バッテリー容量は8600mAhへと増量。バッテリー駆動時間に言及がないのが怖いです・・・
5V/9V/12Vの充電に対応し、12V対応のモバイルバッテリーを探す旅もこれでようやく完了しそうです。
指紋センサーは従来のボトム部分からキーボード右上へと変更されました。
SSD M.2スロットを用意しSSDの増量が可能です。
発送（発売）予定日
JD.comでも5月16日から予約が始まっており、発送開始時期は6月22日となっています。Geekbuyingでもほぼ同時期となる6月中旬を予定しているとのことです。予約ページでは5月16日12時現在の段階で「30日と12時間後」とありましたので、早ければ6月15日前後の発送予定です。
中国国内でのフラッグシップ店JD.comでは6月22日発送、そして上記のギフトがついてきます。スタイラスペンつきなのはかなりお得ですね。中国国内で購入が可能な方がうらやましい！
今後はブラックカラーやスペック違いのモデルも発売予定
リーク段階ではこちらのブラックカラーばかりが登場していましたが、今回先行販売となるのはシルバーカラーとなっています。今後はOneMix 2S Platinum EditionのようにCore i7を搭載した別モデルバージョンなどの販売も示唆していることなどから、スペック違いの別モデルが出てきそうです。
ブラックカラーの仕様は明らかになっていませんが、ブラックカラーの発売も予定しているとのことです。
中国国内JD.comと競合大手通販サイトとの価格比較
中国国内で4999元（約79,500円）で売られていますが、2Sの販売時にみられた8大特典+キャッシュバックと似たようなキャンペーンがあるため、中国価格と比べるとやはり違いが生じています。
また、discord内で公式が貼った日本amazonのリンクでは108,300円+700の配送料（合計約$995）という完全「おま国価格」となっています。※5/18ちょっと値下げして「」になってました。
ちなみに中国ではスクショを残した時点は748件の予約でしたが、13時すぎには1118件を超える予約を確認できています。
GEARBESTやBanggoodなど他競合通販他社とも販売は予定しているはずなので、判明次第追記していきます。
早期割引クーポン利用で特別価格$749.99（84579円）
通常価格$1351.53（高すぎ！）が特別クーポン価格749.99です！限定クーポン50台限り！これまでの実績をみても予定通りOneMixを出荷しており、価格は中国国内と比べて差はあるもののOneMix 2Sと比べてだいぶ抑えた価格ではないでしょうか。他大手サイトも対抗して価格競争をしてくれれば万々歳！
※5/30 スタイラスペンセットのクーポン情報を追記しました。
（※中国のJD.comでの予約が1100件を超えました！ものすごい勢いで伸びている超絶人気商品になっています！）
OneMix 2Sの場合は、数ヶ月様子見をしていましたが、結局独身の日以来いっこうに最安値を更新せず、現在も650ドル前後が相場で発売から大きな差はありません。ただ、様子見をした分遊ぶ時間を無駄にしてしまったと後悔することになったので、おそらく年末までに何らかのアナウンスがあるOneMix 4やゲーミングデバイスのOneGxの発表までできるだけ長く遊ぶのが得策だと考えを改めました。
とんでもない値段になるかと思っていましたが、これだけのアップグレードを施して$729.99というのは素晴らしいですね。ただ、このままいくとOneMix 4ではいよいよ10万円台に突入しそうなので、価格のアップグレードはこの程度に止めてほしいです。
※注意！今回のシルバーモデルは4G LTEモジュールに非対応とのことです、4Gモジュール目的の方はご注意ください。
