Photo:ZeLIG Admission Exam 2010 By:zeligfilm
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元NHKアナウンサーが「早急」や「出生」の読み方にいちゃもんをつけているとブログに書きましたが、それとは反対に英語の方はあまりにも自由すぎなのでは?と感じています。

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でた!間違った日本語!早急はなんと読む? - がじぇぶ GADGETY BLOG

 テロリストの要求に屈したと大統領から直接批判のコメントを頂戴した「ザ・インタビュー」もその一つです。

正恩氏暗殺映画「ザ・インタビュー」を見るのは拷問=WSJレビュー - WSJ
 aeiouの母音の発音の前ではtheは「ðə」ではなく「ði」となるはずです。そもそも英語にカタカナを振ること自体ナンセンスだと思いますが、それこそ「早急・出生」という漢語にひらがなで読みを打つのも実は同じことです。

 元々漢語は漢字で書き、理解するものだったものを「字音仮名遣」なるものを作ったために生まれた弊害が、英語でも起きています。

 

 「字音仮名遣」は一定のルールを定めた分まだましですが、英語の場合は発音や聴き取りの場面で大変大きな問題をもたらしています。

 中国語を習うならpinyin符号や注音符号を現代は使うことが可能です。英語も国際音声記号を使いより正確な発音を表現できます。

 それなのに、カタカナで読みを振るのでいつまでたっても発音できない、聴き取れないとなるのです。

 

 子どもにしつこく、aとan、やtheの発音を聴くのに、社会に出たら大人たちは「英語は苦手」「どっちでもいいよ」なんて、そんなことが通じているのが摩訶不思議でなりません。

 ネイティブはそんなこと気にしない?どっちもザで発音してる人もいる?なるほど。日本人も、汚い言葉遣いの人、敬語や謙譲語ができない人、遅刻する人、お礼を言わない人、いますよね?これで、「どっちでもいいよ」となりますか?

 

 theを「ðiジ」と発音することは実はどっちでもあります。母音だけでなく、強調したい語の前や、一語ずつ読むときはðiと発音します。

 sの発音も「ス」や「ズ」があべこべのときがあります。シネマス Qとかニュースだとか。

 別に基本読み書きができればいいと思いますが、読み書きもできない、話す聴くもできないという大人が多いから、そろそろやり方を変えないとまずいんじゃないかと。

 なーなーもいいんですが、やるべきところはかっちり固めていかないと、どんどんレベルは下がる一方です。これは英語だけでなくてあらゆる分野で言えることではないでしょうか。

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