世間の敵、マスコミの敵とでもゆうべき公務員、特に教員や警察というものは必要以上にバッシングを受け同情すらしてしまいます。ニュースで教諭が児童にイスラム国の「遺体画像」を見せたと話題になっていますが・・・。
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そもそもそれは「イスラム国」によって殺害された「遺体」なのか
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小5授業で「イスラム国」遺体画像 名古屋市教委、謝罪 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
検視も何もできない。黒い覆面を被った男がナイフを持って、場面切り替えによって遺体とされる画像が静止画で映し出される動画。その動画を以って「イスラム国」の犯行と断定、湯川さん、後藤さんも死亡確定。
こんなことが21世紀にまかり通るのかと思うんですが、まかり通ってしまうんですね。びっくりです。
横田めぐみさんは死にましたと言われても、「信用できない」「証拠を出せ」「DNAが違う」なんて様々な検証をして何年経っても諦めないのに、後藤さんの生死は動画発表直後に断定・・・おじさんにはさっぱりわかりません。
わからないのは、記事冒頭のニュースで、修正のない悲惨な「遺体写真」を小学校5年生に見せた教諭を問題視するもの。
仮に遺体写真だとして、遺体写真には教育現場の慣わしとして児童にはモザイクをかけて教材に用いるように言われているのでしょうか。
原爆資料館に山ほど来る修学旅行生や地元の小学生は「見たくない人は下を向いて見学しなさい」だとか先生に言われて、資料館の写真は適切な修整がほどこされているのでしょうか。
もっと問題視されるべき点があると思うのですが
私の知る限り少なくても30年以上の間、生々しい熱風によるケロイド写真、真っ黒焦げの遺体、ガラスが全身につきささった写真、ぼろきれのようにただれた皮膚、火傷でただれた皮膚をひきずりながら町をさまよう人の写真をまざまざと見せ付けられました。
上の写真でもわかるように、まだ小学校に上がっているかもわからないような子でもそういう写真をみてまわります。
よその学校がどういう教育をしているのかは知りませんが、広島の学校では毎年8月6日近くになると体育館に原爆の写真を展示して児童に見学させて感想文を書かせていました。
おまけに夏休みにもかかわらず、ホタルの墓やら、ひめゆりの塔やら、731部隊のドキュメントやらとっかえひっかえ、現実と空想の区別もできないような代物を、すべてが事実であるかのように子どもに伝える教育を行います。
見終わったら、「日本人は反省もせずチマチョゴリを破ったりしてるんですよ。」「日本の兵隊は中国で悪いことたくさんしたんですよ。」「日の丸は戦争中に死体の血を布に描いて作製された国旗で、国旗と呼べるものではないんですよ。」と刷り込まれます。
せっかくなので教育の根本的な改革を報道すればよいのに
911は自演かもしれないよと教材にした教諭も問題視されていましたね。しかし、オッサン的には一つのニュースに対して多面的な捉え方をする発想を与えるにはナイスな教材ではないかと感心したりしました。どっちが正解とかではなく、「こういう考え方もあるのに、どうしてもう一方の意見は表に出てこないのかみんなで考えよう」、ってなことはむしろ当たり前のことだと思うんですが、「ニュースでこういってたから絶対こうなの!」っていう教育姿勢の方が世間では優勢のようですね。ニュースでどこかの局があの遺体はお人形さんですよなんて、流したら今回のニュースはどうひっくりかえるのか見てみたいです。
安心してよく見ろ、湯川遥菜さんらしき死体はフェイクだ。政府は画像を見せずに戦争の口実にするぞ。 飯岡助五郎
イスラムテロは日本を戦争に巻き込む偽旗作戦である/この情報心理戦では感情を揺り動かされては相手側の思う壺となる - 新・ほんとうがいちばん
ボストンテロ負傷者たちは“役者”だった ほんとうがいちばん/ウェブリブログ
結局教員とかのスキャンダルを楽しんでるだけでしょ?
こういう写真のような教材はOKで今回教諭の使った画像はアウトという線引きがちょっと無理があるような気がします。
PTSDになったらどうするの?って今回の事件で学校側は臨床心理士を派遣したりして対応するそうですが、広島長崎の原爆資料の方がよっぽどきついですよ。
ひめゆりの塔でも崖から飛び降りる人や、南部戦でごろごろ死体が転がる様子、火炎放射器で生身の人間を燃やす映像とか見せてるんだけど、どういうスタンダードになってるのか一度はっきりさせて頂きたいもんです。
著作権がらみでいうと、承諾なしに商用利用を目的として全国で放送しているメディアや、勝手に画像にぼかしを入れるなどして加工して配信していることも問題なんじゃないかとひねくれた見方がでてくるわけですが、テロリストの動画だからどう扱おうがおかまいなしとかいう考えなんでしょうか。