LTEバージョンのXiaomi Mi Notebook Airの発表からまだ日も浅いですが、中国国内ではXiaomi Mi Notebook Airの次世代モデルについての報道でにぎわっています。
そして、新しい筐体の素材としてKASATANI MASAHIROという日本人の名前も登場しており、なんだか色々と興味が湧いて来ました。
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Xiaomi MI Notebook Air 2 with Magnesium Lithium Alloy Ultra-Thin Design First Unveiled
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第二世代モデルはすでに量産体制の準備に入っている
IDCの王吉平副総裁がXiaomiの第二世代モデルについて言及したと台湾のメディアが伝えています。報道によると、第二世代モデルは今年の4月からの量産準備段階にあるとのこと。2016年7月30日にXiaomi Mi Notebook Airを発表してから年末までに11万代を売り上げ、その勢いはまだまだ伸びています。
新素材は航空業界や国防軍も採用の注目の合金
新素材に採用されたのは「蘇州笠谷精密機電有限公司」という合弁会社のマグネシウム―リチウム合金(Mg―Li合金)。資本金は3億円で出資比率は神鋼商事17・67%、カサタニ33・33%、タイソル電子49%で設立された会社らしいです。2014年の記事でタブレットやノートパソコン、スマートフォンへの筐体を生産予定とありましたので、順調に事業が進んでいるようです。
・日刊鉄鋼新聞:神鋼商事、中国でマグネ−リチウム合金のプレス事業合弁
マグネシウムリチウム合金は航空・宇宙事業や国防軍など幅広い領域で研究・応用されている合金でアルミニウム合金と比べて4分の1重さで、熱伝導効率、電気伝導、展延性も優れた素材なんだそうです。
この新素材により、更に薄く、更に軽く、そして更に堅牢に生まれ変わる可能性がありますが、価格も是非更に安く生まれ変わってほしいものです(充分安いのですが)。
手軽に換装可能な形状はそのままにしてほしいですね。現世代はメモリーがオンボードのため拡張できなかったので、16GB~32GBまで拡張・換装ができるような構造になってもおもしろいと思います(個人的には薄さよりも実用性を重要視してほしい)。
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笠谷昌宏(KASATANI MASAHIRO)氏とは?
from: http://www.kasatani.co.jp/index.html
今回の報道で突如耳にした笠谷昌宏氏の名前ですが、一体どのような方なのでしょうか。ウェブサイトには
1954年自動車用板バネの製造から創業し、現在では自動車用部品の他にさまざまな分野の製品を製造しております。製造拠点は国内に限らず、中国、マレーシアへと進出しお客様にとって最適な拠点での生産体制を構築しております。
from: Japanese Company - Products of metalpress forming and Magnesium press forming - Kasatani Corp.
とあり、日本にとどまらず、世界を相手に新技術開発に積極的に取り組む「ものづくり」が得意な会社のようです。
せっかくこのような会社と技術があるのに、日本発の話題を呼ぶノートパソコン、タブレットが出てこないのは残念です。XiaomiやAsusにまけず、AppleやMicrosoftを脅かすような新機種が日本からも登場することを密かに期待してます。