今回はEC Technologyさんから連絡を頂いて『EC Technology 5W ポータブルミニBluetooth4.0スピーカー』のレビューを書かせてもらうことになりました。EC TechnologyもAnkerやAukeyのようにユーザーのレビューをすごく重要視しているようです。
EC Technology Best 5W Enhanced BASS Portable Mini Bluetooth 4.0 Speaker
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目次
手のひらサイズのかわいいBluetoothスピーカー
手のひらにすっぽり収まるサイズの小さなスピーカーですが、音量は室内で聞くには充分な大きさです。BBQなどのアウトドアでもBGM程度に流しておくには必要充分です。2012年にJAMBOXが発売されるまでは、Bluetoothスピーカーはどれも貧弱な音ばかりでしたが、最近のBluetoothスピーカーは音量で気にすることはあまりないようです。ここまでしっかりしていて2999円(11/19現在)ですから頑張ってますよ。
【基本スペック】
型番:S10-BT001(※AmazonではS10-JW01Bと表記)
内蔵電池:3.7V/800mAh
充電時間:訳2.5時間
再生時間:約6時間(※説明書では6時間、サイトでは8-12時間)
出力:5W
サイズ:64.1 x 64.1 x 69.6mm
重さ:272g
from: EC Technology Best 5W Enhanced BASS Portable Mini Bluetooth 4.0 Speaker
サイズは本当に小さいですが、重さは「ELECOM LBT-SPP310AV」が275gなのと比べると見た目よりヘビーに感じます。
外装もしっかりしている
安いタブレットのカバーを買うと、「やっぱり中国製だな」と梱包や外装だけで感じてしまうことが多かったのですが、最近の中国製はなかなかおしゃれです。
中身は非常にシンプルです。500円ぐらいのwebcamなんか買うとやたらに中身が真っ赤でシルク調の生地で飾られた豪華なパッケージを見ることがありますが、もうそういう無駄な見栄は張らないようになってきていますね。
【内容物】
・本体
・日本語含む多言語マニュアル
・オーディオケーブル
・充電用USBケーブル
最初から充電もされていて、すぐに使うことができました。
実際の使用感
一番重要なところだと思いますが、音量、音質は価格に対して合格点だと感じます。Bluetooth接続と、AUX接続が同時にできてボタンで入力切替ができるのも中々素晴らしいです。
ボタン切替をしなくても、上記のテスト動画の様にBluetoothで接続した機器を再生すると自動的にBluetoothの方が優先されます(アプリによっても挙動が変わります)。
残念なのは、せっかく機能が豊富にあってもボタンが本体上部もファンクションキーと他に二つ、合計三つしか物理ボタンがないことです。少ないボタン数で多くの機能を補うため「長押し」「ファンクションキー2回押し」「音量ボタン同時押し」など、説明書がないとすぐに忘れそうな操作方法になっています。スピーカー側では頻繁に操作せず、PCやスマホで操作をする使い方をした方がよさそうです。
Amazonのレビューを見ると、以前は日本語のマニュアルがなかったようですが、今は日本語の説明もちゃんと載っていました。ちゃんとレビューを反映して日々改善しているのがわかります。
操作をしていない時に定期的に小さなノイズが鳴る
Windows(Asus T90Chi)、Android(Xperia Z Ultra)とも簡単に接続できましたが何もしていないときに「ポン・・・ポン」と小さな音が数分おきに聴こえます。エレコムのスピーカーも同じ問題があったので機器による相性かもしれません。しかし、ロジクールやSONYのBluetoothではこの問題は起こりません。
音楽を流せば全く気にならなくなりますし、音楽を流しているときは途中で「ポン・・・ポン」というノイズがすることはないです。
AUX接続ならフルセグの音声も聴ける
ピクセラのPIX-DT300はフルセグを視聴できる便利なUSB地デジチューナーですが、Bluetoothは非対応です。そのため富士通LIFEBOOKのような悲惨なスピーカーを持っているパソコンではAUX接続ができる今回の機種がバッチリ活躍します。
総評
from:EC Technology Best 5W Enhanced BASS Portable Mini Bluetooth 4.0 Speaker
良い点
・激安とまではいかないが、価格に対してクオリティーも良い。
・非常にコンパクト。持ち運びやすい。
・音量は充分。
・小さいがAUXがついていてBluetoothとの切替もボタン操作で可能。
悪い点
・同価格帯でAAC、apt-x、NFC、防水等の機能がついたスピーカーも購入できる。
・スピーカーでのボタン操作は面倒。
・オンオフのボリュームが大きすぎる。
apt-x(又はAAC)に対応していなければ音質や遅延問題で不利なため、apt-xはつけて欲しかったです。LDACは無理だとしても、せっかくCSR社のチップを使っているのだからapt-xは外すべきじゃなかったでしょう。
スマホやタブレットの音量増幅装置や出張先での快適グッズとしてなら充分だと思いますが、ズンドコ重低音を求めたり、本格的に音楽を楽しむ用途では少し不満を感じるかもしれません。
コンパクトでかさばらず、かわいい形のスピーカーが欲しいと思っている人にはぴったりだと思います。
おまけ
日本では底面部にボタンはなく、サイドに設けられていますが中国版は下記の通り底面部にボタンが集中しています。
使い勝手は日本版の方がよさそうですね。
説明書に日本語はありますが、文字が中国のフォントなので、この辺は日本人が見慣れたフォントにするなど細かな調整が必要でしょう。
最近はモバイルバッテリーなどこの三つ葉マークをみることが多くなりました。日本メーカーは量販店のスペースを使ってお客を一生懸命集めていますが、わずか数年でここまで急成長したEC Technologyを見ると、Amazonの知名度、信頼、大きな市場を活かした販売戦略は、大手メーカーの市場を飲み込んで量販店の売り上げをどんどん奪ってくるでしょう。何十年もかけて全国に店舗を拡大してきた家電量販店と同等の規模の市場をネット一つで手に入れることができるのですから、本当に時代は変わりました。