DJIからまたとんでもないものが登場しました。その名もDJI ROBOMASTER S1。ラジコンの自由な操作性、ミニ四駆のカスタマイズ性、プログラミングのおもしろみ、ロボットバトルによる興奮、DJIがもつカメラ機能のつよみ、これらすべてが詰まった子どもが喜ばないわけがない革新的なプログラミングロボットが登場してしまったんですよ!
発売日は6月12日、価格は税込み64,800円と決して安い買い物ではないですが、十分価値のある1台だと思います。高いですけど、子どもと自分用に1台ずつでも揃えたい商品です。
プログラミングを楽しく学べるしかけがいっぱい
DJI公式の紹介動画をみるだけでもうワクワクが収まらないのですが、プログラミング教育というよりむしろこの全方向に自由に動く独特の機構と、スピード感にゲーム性を感じて今すぐ遊んでみたいって感じちゃいます。
一応、建前?上はコーディングを学べてScratchやPythonの初級者から上級者までのめり込めるっていうのが教育会への売り文句ではあります。
でもやっぱり豊富なパーツで自分だけのロボットを作れたり、
コーディングのレベルをあげて国際大会で活躍したりとかって絶対楽しいじゃないですか?アメとムチって子どもにも大人にも必須ですよね。きっとこのロボット大会で上位なれるような子どもたちというのは将来どこぞの有望企業に引き抜かれていくような子たちでしょう。
それを考えると6万円なんて安い授業料だと思うんですよ。スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツだって、幼少期からエレクトロニクスの好きなエンジニア仲間と出会うことで自分の将来を切り開いてきたわけですから、昔でいうマイコンブームに変わる入門グッズとしてDJIのROBOMASTERという選択は決して悪くはないと思います。
自動運転や数学・物理学習の動機づけにも最適
決しておもちゃと侮るなかれ、AI学習や画像認識によって自動運転の基礎まで学べるすぐれものです。
FPSゲームのような画面で遊ぶだけじゃなく、プログラミングを学んでいくと
カーブをうまく曲がるためにはどのくらいの進入速度に設定しないといけないのかなど、高度な計算も必要とされるようになります。
正直、中学高校で学ぶ数学や物理を楽しいと思って授業を受けている人は少ないと思いますが、どういう風に応用されるのか、そのそもそもの原理は?というところまでいくと絶対楽しいものだし、生活の中で必要なものだっていうことがわかってくると思うんですよ(私は数学アレルギーですけど(笑))。
その楽しさに至るまでに、仲間同士でバトルを楽しみながら最適なプログラムを考えたり、
自分の力を試す場所、評価してくれる人というものがあるともっともっと伸びるはずですよね。
DJIは独自の教育リソースも用意していて、ROBOMASTER S1を使ったスクールなどを充実させていくようです。こういうプログラミング教育用のロボットって結構たくさんでていますが、売りっぱなしで使い方はそれぞれの教室にまかせっぱなしというパターンも多い中、自分たちでプログラミング教材や世界大会を主催するなど積極的にアプローチしていくのは新しい試みだといえるのではないでしょうか。
元々ROBOMASTERという大会があり、そこから生まれたのがROBOMASTER S1なので、ROBOMASTER S1のために作られた大会というとちょっと違いますが、ROBOMASTER S1を学ぶことでプログラマーとしての知識を学ぶだけでなく、一攫千金を狙えるというのは本当です。
例えばROBOMASTER 2018で優勝したチームには50万元が贈られましたが、今のレートだと賞金額約780万円です。6万円のおもちゃで遊び倒せば、780万円になって返ってくるっておもしろくないですか?
小学校のプログラミング教育で「将来たっぷり稼ぐためにプログラミンを学ぼう」という風には教えられないと思うので、メーカー側がこういった夢を与えてくれることをうまく大人が利用してやれば伸びる子どももたくさんいるはずです。実際一人でやるよりこういうゲーム性があるもののほうが楽しめますよね。
動きがこれまでの教材と全く違う
こちらはプログラミングスクールでよくみかけるmakebockのmBotです。Scratchでプログラミングをくんで、子どもも楽しく遊べますが、ROBOMASTER S1をみたあとはどれもこれも物足りなく感じるのではないでしょうか。
ROBOMASTER S1のこの軽快な動き、たまりませんね。自由すぎです。
まるで生き物のように操ることができるんです。「うんうん」とうなずく仕草もお手の物。愛着が自然と湧いてしまいます。
発売前だけどすでにレビュー動画も多数
あんな動き本当にするの?公式動画はCGでしょ?
いや~、私もこのレビュー動画をみるまではそう思ってました。でも本当にとんでもない動きをするんです。びっくりしました。
FPV Robot — DJI Robomaster S1という動画でiPhonedo氏は早速届いたROBOMASTER S1に興奮気味
たくさんあるパーツに驚きながらも、組み立てないと遊べないのでってことで早速組み立ててレビューを開始。
カメラやロボットの動きに興奮気味のiPhonedo氏。
生命すら感じるといって、ロボットを使っておしゃべりをするおちゃめなシーン。
カメラのトラッキング機能もすごいです。DJIの技術はここでも活かされていますね。
しかも、ゲームコントローラーをつけると白熱のバトルを体験できるから、もう楽しくって仕方ありません。
「友達?オレに友達はいない」「そこにいるのは敵だ。」そういって、youtube仲間とロボットバトル
大人たちがキャッキャッと騒いで本気で楽しんでいます。いいですね~。
この手のレビューは初めてだったけどすごくおもしろかったと話しています。いや、本当楽しそうですよ。
RobomasterファイナルにS1で遊んでいた子どもたちが登場する日が楽しみですね。
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