ブレまくりの人生を謳歌している私とは正反対のガジェット『OSMO ACTION』がDJIより発表されました。OSMO POCKETにて革命的なVLOGに最高な小型カメラを発表して間もないですが、今度は絶対的王者GoProの牙城をも崩しかねない完成されたアクションカメラで勝負を挑んできました。
GoPro HEROが7まで培ってきた技術で水深10mの防水性能などを可能にしてきましたが、OSMO ACTIONはなんと水深11mまで可能という、いきなりのGoProキラーぶりを見せています。ブレ補正も比較動画などで確認できますが、GoPro HERO 7と比べても全く遜色ないレベルで拮抗しています。GPS機能がなかったり画質も若干ことなるため好き嫌いがはっきりと別れそうです。
・前面、背面デュアルディスプレイサポート
・HDRビデオ撮影可能
・日本での定価がGoPro HERO Blackより安い
・手振れ補正の完成度が素晴らしい
・GPS機能がない
目次
GoProキラーDJI ACTIONはここがすごい
いきなりのアクションカメラ再生でここまでの完成度をみせるDJIの技術力はすごいの一言。何がすごいか一つ一つ文字で見るのはつまらないと思うので、コンパクトに動画にまとめた公式ビデオで一気に気持ちを盛り上げてみましょう。
GoPro HEROとの違いはなんといっても前面に見えるスクリーンです。自撮りや構図の確認なども非常に便利に行うことができ、操作性が大幅に向上されます。RockSteadyと呼ばれる強力な手振れ補正によりモトクロスバイクのような激しい乗り物に乗っていたとしてもブレのない美しい動画を残すことができます。
- 4K HDR動画の撮影
- 8倍スローモーション
- 4K 60P動画に対応
- 水深11mにまで耐えられる防水機能
など堅実なスペックで最新のアクションカメラと比べても一気にトップを争うほどのポテンシャルを秘めています。SONYさんにもそろそろ新型を出して、このアクションカメラの戦いに参加してほしいのですが、中々新型モデルがでませんね。
セルフィ―動画の確認が簡単!
こんな感じでカメラアングルを確認しながら撮影に入れるので失敗も少なくなりそうです。帰ってからのお楽しみというパターンもありますが、旅行先での動画など旅から帰ったあとに撮りなそうと思っても難しいですから、この前面ディスプレイの意義は大きそうです。今後このトレンドを取り入れてくるメーカーが増えてくるのではないでしょうか。
ドローンでもおなじみDJIの映像ブレ補正のすごさは世界中のだれもがご存知のとおりです。すでにGoPro HERO 7と比較したブレ補正ビデオも出てきていますが、やっぱり美しいです
HDR動画もとれるので、例えば美しい空の細部まで鮮明に映し出します。
4K/60fps 100Mbpsの高品質な動画を提供してくれるOSMO ACTIONは詳細部分までハッキリとみることができます。映像の持つ力強さを常にとらえて見逃すことがありません。
フルHD画質解像度の1080p動画なら240fpsという高レートの8倍スローモーション動画を作成することも可能です。ちょっとした動きもスローモーションのエフェクトを加えるとよりドラマチックな効果をもたらします。
長時間露光もカスタマイズでき手動・半自動による制御で夜空だって美しく撮影できちゃいます。
タイムラプスやタイマー式のRAW撮影まで行えるので、撮影後も美しさを保ったまま編集作業に入れます。
Action OSによる素早く快適な操作を実現
Osmo Actionの3つのボタンを組み合わせて実に快適な使い心地を実現しています。この操作感がユーザーにもかなり高評価でGoProよりも優れた点としてあげている人も多いです。
QSボタンを押せば様々な設定へ簡単にアクセスできます。SnapShot機能では、シャッターボタンを押してわずか2秒以内に撮影を開始できるなど決定的瞬間を見逃しません。
音声コントロールもできちゃう
今流行りの音声コントロールにも対応しています。5種類のコマンドは英語と中国語のみの対応ですが、必須機能を音声によって操作できるのは助かりますね。
タフさはGoPro HERO以上
最大11メートルの防水性を誇り、GoPro以上のタフネスさです。これからの季節海中撮影や川辺での撮影など大活躍しそうです。
特殊な3重構造のレンズは直射日光下でも鮮明な画像を残せるだけでなく、小さな粒子をはじき汚れ防止策もしっかりとられています。
マイナス10℃の極寒にも耐えられるので、夏場だけでなく冬の寒い季節でも気にせず持ち出せます。
冷却効率を16%改善させたというボディー設計により長時間撮影も熱暴走を気にせず行えるようです。
アクセサリーはGoPro互換あり
アタッチメント部がGoPro互換なので、便利なマウントなどGoProで使用しているアクセサリーを使ちゃうずるい仕様です。
もちろん防水ケースや充電器など独自仕様のアクセサリーも用意されていて今後ますます増えていくものと思われます。
スマホ対応アプリで編集やSNS投稿が快適
Osmo Pocketでもお馴染みのDJI Mimoを使用してHDライブビューや撮影の編集、SNSへの投稿など便利に行えるのでスマートホンとの連携もばっちりです。
GoPro HERO 7と比べてどうなの?
青空の色味など、OSMO ACTIONと GoPro HERO 7とではやはりそれぞれ特徴があります。GoPro HERO 7のほうがよりカラーを強調した印象を受けます。OSMO ACTIONは自然な落ち着いたカラーです。どちらも便利なフィルターや編集ソフトがあるため、レンズフィルターでの調整や、撮影後に自分好みにアレンジすることでお気に入りの動画に仕上げることができます。
映像のブレ補正についてはどちらも素晴らしい!GoPro HERO 7 Blackも定価では1万円ほど高いですが、今は大体4.3万円ほどで買えるので価格的にもほぼ互角です。
ただし、OSMO ACTIONは中国系の通販サイトで大幅に割引されて販売されることが予想されるため、今後割引に注目して海外通販で購入するのがコスパの最も高い方法になると思います。
カメラのUI操作はOSの完成度やデュアルスクリーンのおかげで若干OSMO ACTIONが便利そうですが、単独でのGPS機能が備わっていないという機能的な違いもあります。
ただし、GoProの方はスマホ画面で確認したり、OSMO ACTIONもスマホやGPSレシーバーなどで別途GPSと連動されることは可能だと思われるので、機器単体でできるかどうかということにユーザーがどこまで拘るかで見方が変わってきそうです。
スペック詳細
5月17日発売予定のOSMO ACTIONはすでに公式サイトで販売が始まっており、44,820円で購入できます。