なぜこのタイミングで?と思いましたが、なんと令和のUMPC界を牽引するGPD社が8.9インチというOneMix 3の対抗馬ともとれる、その名も「GPD Pocket 2 MAX」を現在モスクワで開催中のSVIAZ 2019にて公開しました。

4月25日OneMix 3もスペックを公開し、対抗心を露わにしています。両社の比較について触れているのでよかったらどうぞ→コチラから

Twitterではシークレット状態でしたが、会場を訪れた現地レポートではその形やスペックが明らかになっています。

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GPD Pocket 2 MAXのスペック

  • CPU: Intel Core m3-8100Y
  • グラフィック: UHD 615
  • ディスプレイ: 8.9インチ(2560 x 1600)
  • HDMI出力:4K2K @60Hzサポート
  • メモリー: 8GB~16GB(LPDDR3)
  • M.2 NVMe SSD 256GB~1TB
  • バッテリー容量:9200mAh
  • デュアルバンドWi-Fi 2.4G/5G対応
  • トラックパッドでのマウス操作可能
  • 指紋認証センサー
  • ビルトインカメラ:200万画素(1600 x 1200)
  • 重さ:680g
  • サイズ:206mm x 148mm x 5.4~18mm →213mm x 149.5mm x 5.5~14.2mm へと変更
  • マグネシウム合金
  • 200万画素ウェブカメラ

主なスペックを羅列してみましたが、OneMix 3とかなり似ていて苦笑いです。パクりパクられの中華事情がよくわかりませんが、もう色んな所から色んなものが流用されているようで、中国に製造を依頼するとカオス状態に陥ることを改めて認識しました。絶対横流ししている感がある8インチUMPC Falconもついに発売となり、各社乱れてのUMPC祭りとなっております。

 

このスペックを見ると、大きさや重さがかなり抑えられていると感じました。名機として親しんでいる同じく8.9インチサイズAsus T90 Chiのサイズは241(幅)×16.5(高さ)×137(奥行)mm、重さ約750gとなっています。T90 Chiと比べてもコンパクトで軽いですし、GPD Pocket 2(181mm x 113mm x 8-14mm)と比較しても、マウス操作を実現させるトラップパッドが増設された分奥行きのフットプリントが大きくなっていますが、それ以外はかなりコンパクトにまとめられたのではないでしょうか。

 

Asus T90 Chiの750gまでいくと、はっきりいって重いです。これに慣れたあとGPD Pocket 2の465gを体感すると「軽い!小さい!」となるんですが、やっぱり作業効率は下がります。なので、680gもおそらく重たく感じるでしょうが、バッテリーが大容量化しているので、モバイルバッテリーなどを持ち運ばなくても済むのではないかと予想しています。1日の使用に耐えられるバッテリー容量であれば、結果的に総重量では軽くなるので、連続使用時間も気になります。

 

OneMix 3は8.4インチなのでGPD Pocket 2Maxよりコンパクトで軽いはず。この軽さとサイズの違いは両社間で運命の分かれ道となるのでしょうか。OneMix 3には依然として4096段階にアップグレードされた筆圧検知機能、様々なスタイルに対応できる360°のYOGAヒンジ機構という違いもあります。

気になるカメラ機能

ChuwiがTopJoyのFalconにそっくりな8インチUMPC Minibookを出展していましたが、そちらもカメラを搭載していました。iPadのようにすぐに写真をとって文書やホワイトボードをデータ化できれば便利なので今後カメラ機能が標準搭載されるのはナイスな変更点です。

メモリーがMAX 16GBであったり、SSDを1TBまで増量しているのはOneMixへの対抗心からでしょうか。eMMCからNVMeとなっている点もOneMix 2Sと共通です。2社の競争がUMPCをとんでもないハイスペックマシーンへと進化させていますが、高額化の道だけは早く脱却してほしい!こんなの中華製品じゃない!コスパあってこその中華製品( ー`дー´)キリッ

脱UMPCの価格高騰で尽力してほしいのが新規参戦のTopjoy FalconChuwi MiniBookの2社です。特にChuwi MiniBookについてはUMPCの価格破壊の起爆剤となりうる存在なため大いに期待しています。

キーボードレイアウトがやっぱり変態

せっかくトラップパッドがついても残念なのがキーボードレイアウトです。大きくなってスペースに余裕ができたはずなのに、無駄にトラックパッドをつけたからなのか、相変わらずの変態仕様です。どうせこんな小さなトラックパッド使えないから、キーボードレイアウトを普通に仕上げてほしかった・・・。

仮にこのままのレイアウトだとすると、FNキーも使いにくくなるし、トラックパッドの代償が大きすぎます。幅を大きくしてでも実用性の高いキーボードを備え、マウス機能はゴッソリカットしたAsus T90 Chiの選択も間違いではないと思うので、GPD Pocket 3が出るまでにはキーボードの改善をお願いしたいです。

さらに詳細については10月頃には提供できるという話もしたそうです。

トラックパッド部分を薄くせずに、スペースのある両サイドを使ってアナログスティックとゲームボタンをつければ神機の予感!

Source:GPD at ICEE Moscow, Pocket MAX is on a banner (crosspost /r/gpdpocket) : gpdwinGPD at ICEE Moscow - Album on ImgurMore Pocket 2 MAX info - Album on Imgur

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