有識者会議に欠席した安藤氏。世間には逃走したのではないかと噂されていましたが、本日16日午前に記者会見を行い経緯の説明を行いました。
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目次
選んだ責任はあると思います
『選んだ責任はあると思います』としながらも、続けて
『私はこんな大きなもん作ったことないですからね。へぇ~こんなにするんだ~。』と審査委員長の言葉とは思えない発言にひっくりかえりました。
正式に知らされてないけど1625億という概算は聞こえてきた
安藤氏は自分の責任はデザイン案選定までで、それ以後のことにはタッチしていないといいます。
ただ、1300億円の予算に対して、選定後1625億という概算が聞こえてきたとのこと。ただそれは聞こえてきただけで、正式に知らされたわけではなく、2520億円という数字はどこから出てきたのかわからないとしています。
『私が決めたのではない、総理大臣じゃないですから。』と、新国立建設にかかる価格高騰についての責任についてはないということを主張しています。
3000万の家をつくるというときも3700万円という数字が出てくる
また、こんな大きなもん作ったことないから知らんとしながらも、普通の家を作るときも予算は3000万円と伝えられていても、3700万円という見積もりになり、その後見直しできるだけ3000万円に近づけ、最終的に3200万円ぐらいで折り合いをつけるとも説明していました。
予算10億のビルなら12億、11億という数字になって、最終的にできるだけ10億に近づけるという話をして、1625億も今後の見直しで1300億にできるだけ近づくものだと思っていたと説明しました。
一般家庭の話で、200万円の予算オーバーもひどい話ですけど、その後のビルで2奥の予算オーバー、今度は新国立の話で300億円予算オーバーしても普通といった考えなのでびっくりです。
人を選んだ?ザハ氏は外せない
国際協定からもザハ氏は外せない。個人的にもザハさんに残って欲しいと思うとし、かなりザハ氏に拘っている様子です。これは、最初から出来レースと疑われても仕方ないかなと思います。委員長がこんなに気に入っているんですから。
それにしても「デザインをただ選定しただけ、コストがそんなにかかるなんて知らなかった、費用のことは知らない。」という返答にはがっかりです。こういう人が国を挙げて開催するオリンピックの会場を選定する委員長だとは信じがたいことです。
「わしこのデザイン好き。これにしよう。あとは設計チームね。あと知らん。勝手にやって。2520億?そんなにすんの?へ~。安くなるといいね。」最悪です。
記者達の質問にもイライラ
「私はデザイン面の責任者ですから、デザイン面での問題であるとかは答えます。コスト面などについては私も聞きたい。」という前置きがあるにもかかわらず、質問がコスト面に関することばかりでした。
『作品は、提出後、その追加及び修正を認めない。』という規定にひっかかるのではなという意見や、規定の高さ70mを超えるデザインなのになぜ選ばれたのかなど安藤氏の責任が問われる点について質問しないのはおかしいのではないでしょうか。
提出後の修正は「失格」とあるのに、審査委員長自らが「調整する必要がある」なんて公言するのはおかしすぎます。徹底的に討論が必要だとしていますが、討論の余地もなく失格とするのが正しい処置ではないでしょうか。
膵臓癌の話は余計
膵臓を全摘出したから体調が悪かっただとか、普通膵臓を全摘出したら死にますだとかいう話は余計でした。そういうのは私は嘘つきですといっているようなものです。死なないために膵臓を全摘出するのだから「普通死にます」だとかはペテン氏の妄言。
体調が悪い中、仕事を続けられるのは立派だと思います。そこまで進行した癌を患っても陽気な喋り口調で会見される様子は中々できるものではないですが、癌は責任の免罪符にはなりません。
世間の同情を請うのではなく、しっかり説明をして頂きたいと願います。
最後のJSC理事の会見は更に余計
鬼澤佳弘理事による応答は、質問に対する答になっておらず。こんなにも責任感の無い人間達が関わっていたということを国民に知らせただけで本当に余計な会見だったと思います。
ちゃんと説明できる方、責任者として発言できる方、自ら責任を認める勇気がある方を連れてこないと意味がありません。
まぁ、理事まで引っ張り出してこれですからもう誰も責任を取るつもりがないんでしょう。あとは国民が怒りをどのようにぶつけるかにかかっていると思います。
お金が無いので消費税上げさせてくださいといって、こんなことをする政府や組織のトップを黙って許していてはいけません。みなさんもっと声を挙げていきましょう。