アシアナ航空の広島空港での事故。大変不本意ながら今まで華麗なスルーをされていた、岡山空港に大チャンスが訪れたようです。
大都会岡山が棚ボタ状態
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八天堂は広島空港のすぐ脇に工場を建てて、できたてのパンを東京などに運べるようにしているところです。ところが、アシアナ航空の事故で全面閉鎖。大打撃でしょうね。
変わりに岡山空港を使用しているそうですが、広島空港から岡山空港までは2時間はかかるでしょう。飛行機なら、東京に到着している時間ですが、それから更に2時間かけて東京へ発送しなければいけません。八天堂の事例は一部で、今回の全面閉鎖で起きた損失はアンテナや滑走路の被害だけでなく莫大なものになると予想されます。日本政府にはきちんと賠償を求めてほしいところ。ちなみに八天堂はクリームパンで有名ですが個人的にはメロンパンがおすすめです。
参考:八天堂のメロンパン
不謹慎ではありますが、岡山にとっては空前のチャンス到来といったところでしょうか。予期せぬ客がどんどん岡山空港にやってくるこのチャンスを逃すことなく「でえれー」とか「もんげぇ~」とか下品な方言でなく気品溢れる岡山の魅力を伝えて頂きたい。
三原の小早川家VS岡山の池田家という構図もありますが、元々三原は吉備国を三つに分けた、備前、備中、備後の一つ、備後国にあたるところです。同じ吉備人として支えあうのが本来の姿のはず。といっても、現代人は吉備国だとか、備前、備後なんて誰も気にしていませんが・・・。
少し蛇足ですが、三原城の城主は小早川隆景といい「三本の矢」で有名な毛利元就の三男の内の一人です。その養子に入ったのが豊臣秀吉の甥である、小早川秀秋で、関が原の戦いで負けた池田家に代わって岡山城に入城しているのです。
敵に塩を送るとは少し違いますが、かつて敗戦の屈辱を受けた三原に対して、備後の国の空港を提供するということは何とも平和な世の中になったものだと感じませんか? 同時に教育の大切さも感じます。この史実を子どもたちに「憎たらしい三原、城を奪った三原、備前の武士を奴隷のように使った三原」等とあることないこと教え続けていたら、今でも憎しみあったままに違いありません。
だが地元は厳しかった
Photo:Hiroshima Airport By h.toku
本日16日は岡山県内の中学校の一つが広島空港から沖縄へ修学旅行に向かう予定でした。しかし、全面閉鎖のため、急遽予定変更岡山を華麗にスルーして、なんと関空から向かうそうですwwwwwwww
3時間かけてたどり着く関空の方が、市内から30分でつく岡山空港よりも便利なんですよね。それは県民が一番良く知っていること。いらない子を中央の税金かき集めて作ってもらいましたが、非常時の代替空港にすらならない岡山空港なのでした。