爆発的な大ヒットでUltra Mobile PC(UMPC)の完全復活を担ったGPD Pocketですが、販売間もなくGPD Poket 2の予告を出し、クラウドファンディングも順調に資金を集めました。そして、日本国内ではいGPDダイレクト株式会社天空がいち早く先行予約受付を始めており、通常価格85,450円(税抜)のところ、先行予約特別価格:75,800円(税抜)と1万円以上の値引き価格で受付が始まっています。お届け予定は2018年10月中旬~下旬となっているため、来月早々には日本の到るところでGPD Pocket 2を手にして喜ぶ中年オヤジの姿が見られるかもしれません。また、2大予約特典として
- 『GPD Pocket 2ガラス素材液晶保護フィルム(硬度9H/0.2mm)』
- 『GPD Pocket 2 専用ポーチ』
を挙げていますが、他にも何か特典があるようです。「乞うご期待」とのことなので、日本国内でのサポートが必須な方はGPDダイレクトで購入するのも良い選択肢になりそうです。
逆に、海外通販を利用する場合はメモリ8GBストレージ128GBモデルを75,800円からどのくらい安く買えるかでどちらを利用するかが決まりそうです。GPD Winなどのクラウド価格をみてもその後大きな価格差はなかったので650ドル程度で買えるようになるのではと予想します。今のレートだと72,000円程度なので、特典のことを考えると75,800円ってなかなかお得ですねΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
※クラウドファンディング組は599ドル(約67000円)で購入しています。
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目次
ライバル機との比較(Macbook、Surface)
元祖UMPC世代で、atom機をイライラしながら出張先で使用した当時から比べると雲梯の差です。あの時代にこれだけのスペックで出せていたならサラリーマンたちはレッツノートにお金を投資せずに済んだかもしれないのに・・・。465gでこのスペックは反則でしょう。
GPD Pocket 3ぐらいでは、キーボードの更なる改善や筆圧検知対応、GPD Pocket 4ぐらいでフレキシブル液晶などで無敵の端末になることを願って止みません。
One Mix Yogaとの比較
スペック的にはGPD Pocket 2の圧勝ですが、価格面や機能面ではOne Mix Yogaも捨てきれません。別記事で比較詳細を書いているので参考にしてください。
▶【比較動画】One Mix Yoga VS GPD Pocke 2
GPD Pocket 2外観や機能など
目に見える部分としてはトラックポイントが光学式に変更されました。microSDカードの拡張スロットが増えてさらに利便性が増しています。HDMIポートは廃止されましたが、USB type-cポートでの外部出力に対応しているため心配はなさそうです。主な特徴は下記の通りです。
- ポケットパソコンとして、小型というだけでなくビジネスユースやモバイルユーザーのニーズに応える高性能マシーン。
- MacBookでも採用されている一体成形のアルミニウム、マグネシウム合金による流線型のユニボディは持ちやすく美しい外観。
- Microsoft new Surface Pro (Core-m3)を凌駕するスペック。
- 前世代のGPD Pocketに比べ、より小さく、重量は500g以下、画面は7インチあり十分な作業性を確保しています。
- ユーザーからの要望を反映し、 GPD Pocket2はキーボードレイアウトをより使いやすいく配置に変更。
- microSDカードスロットを内蔵しており、ストレージスペースを拡張可能。
- USB TypeAポート内臓で、拡張性を確保。
- 新しい廃熱システムを採用し、高い放熱効率を実現に成功。
- ワンボタンで、冷却ファンの動作を切り替え、高性能モードと低騒音モードを切り替え可能。図書館などでもファンの騒音に気を使うことがなくなりました。
- 携帯充電器やモバイルバッテリーからの充電が可能。 PD 2.0をサポートし、約30分で50%の充電を完了できます。
初代GPD Pocketとの比較
CPU比較
GPD Pocket 2は新しいSurface Proと同じ第7世代のIntel® Core™ m3-7y30プロセッサー、14nmプロセス、超低電圧設計を採用し、電力効率は更に向上しています。動作速度も格段に飛躍し、全世代GPD Pocketのプロセッサーと比較しても、Intel® Core™ m3-7y30のバス速度は99.76MHz、OPIバス速度は4GT/s で、ピークデータ伝送は 4×10^9回/秒、4MB三次キャッシュを搭載し、メモリアクセス速度も向上させます。
GPU比較
第9世代のHD Graphics 615の内蔵コアグラフィックスカードは24枚のEU実行ユニットトで、最大動的周波数 900MHz となったことで、HD Graphics 615 のコアグラフィックス性能は 220%までブーストでき、これまでよりもスムーズなグラフィックス処理と動画の再生が可能になっています。
書き込み速度比較
GPD Pocket 2のストレージは、読み込み速度 267.35MB/s で、書き込み速度 120.10MB/sとなっています。初代とと比べ、読み書きの速度が大幅に向上したのがわかります。これまでよりも高速な処理が可能になったことで、使えるUMPCとしての地位を確立しています。ブラウザタブを何個も開いたりするとやっぱりもたついていたので、GPD Pocket 2はパワフルな作業もこなせるマシーンとして期待できそうです。
『SanDisk 128GB の最大読み込み速度は88MB/s で、最大書き込み速度は 57MB/s(実測値)』
とも公式発表があるので、購入後はこの点いち早くチェックしたいところです。
アクティブ冷却設計でパワフル動作を継続
MacBookやSurfaceではサーマルスロットルにより、高温になると異常にCPU性能を低く制御するという問題が起きていましたが、GPD Pocket 2はこの点が他のライバル機とは大きく違いとアピールしています。一般的な薄型ノートPCが持ち合わせていないというアクティブ冷却設計は中々目に見えないところですが、長時間使うヘビーユーザーには必要な設計ですね。
豊富な拡張機能
USBポートやmicroSDカードスロット、USB Type-Cの追加により拡張性が向上しています。特にUSB Type-CではHDMIやVGAの外部出力をしつつ充電機能も使えるとしていて、設計段階でかなり苦労したところだとアピールしていました。充電と出力を同時に行うというのは結構難しいみたいです。ハブとの相性もあると思うので、誰かが人柱になって確実にHDMI出力と充電が同時に行えるハブの報告をしないといけませんね。人柱の皆様宜しくおねがいしますm(_ _)m
USB Power Delivery (USB PD)対応
USB PD 2.0に対応しているので、対応のモバイルバッテリーで充電が可能です。万一の時もモバイルバッテリーがあれば長時間使用できそうです。
詳細スペック&保証内容
国際保証サービスがあり、これまでの対応をみても、クラウドファンディングで購入しても心配はなさそうです。
GPDの代表も日本と中国は同程度の市場規模でかなり重要視しており、今年度中にもサポート拠点を設置したいと話もでていたので、売りっぱなしということはないのではないでしょうか。
これだけ小さなポケットサイズのパソコンがMacBook並の性能ときいたら、やっぱりほしくなってしまいますよね(´∀`*)ウフフ
geekbuingはすでに発売中?
なんとgeekbuyingでは「在庫あり」となって739.99ドルで発売中です!しかも日本への送料無料となっています。ただし、先の天空サイトと比べると割高感があります。10月まで待たずにすぐに手に入るというなら、誰よりも早くレビューができる特権付きですから、レビュワーとしては惜しくはない価格です。
GEARBESTやBanggoodでは、まだ発売がないようです。クラウドファンディングとの価格差がなければ600ドル(66,000円)前後まで近づくと思うので、600~650ドルの間に落ち着いた頃が買い時ではないでしょうか。