やったー!ScanSnap iX500の後継モデルが実に6年ぶりにリリースです。実はiX500が出る直前に新機種リリース情報を知らずS1500を購入してしまった過去があるので、これからiX500を考えてる人も10月12日新機種が出るってことおさえておいてください。
「タッチパネル搭載」「PC不要で直接スマホなどとの連携可能」「簡単操作でクラウドに直結」「Wi-Fi 5GHz帯にも対応」など嬉しいアップデートもありますが、機能強化より価格や旧機種のスタイリングが優先っていうユーザーもたくさんいると思いますので、そのあたりにも触れてみようと思います。
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目次
iX1500の特徴・iX1500は買いなのか?
「ScanSnap史上、最高」というiX1500ですが、その魅力や特徴についてチェックしてみました。あれこれ特徴は書いていますが、簡単にまとめると
・タッチパネルが加わって操作がより快適に
・革新的なソフトウェでさらに一元管理が可能に
・新設計でより高速・きれい・ストレスフリーに
ということです。高速といっても、もともとS1500やiX500の旧機種が相当優秀なので、S1500の「両面・片面 20枚/分」からiX1500の「両面・片面 25枚/分」、さらに今回の新機種iX1500では「両面・片面 30枚/分」までスピードは上がっています。この「両面・片面 25枚/分」から「両面・片面 30枚/分」になったところに旧機種との1万円以上の価格差を見いだせるかといったところで購入の選択肢がわかれると思います。
iX1500 VS iX500 の読み取り速度対決
from:新旧ScanSnap雑誌自炊対決 iX1500 VS iX500
発売前に読み取り速度を「ひとりぶろぐ動画チャンネル」さんがアップしてくださっていますが、ここでは120ページの読み取り速度結果がわかります。新機種iX1500は1分49秒、旧機種iX500は2分9秒ということです。会社や、業者となるとこの差は大きいかと思いますが、個人レベルの自炊だと正直「iX500」のままでいいかなって思ってしまいます。どれだけ読み取りミスがないかってことも関係ありますけど、「速度」に関して言えばiX500レベルでも十分速いのではないでしょうか。
機能詳細
そうはいっても、iX500を持っていない人にとっては、iX1500を選んでおいて間違いないでしょう。その魅力的な機能の詳細をみてみましょう。
4.3インチのタッチパネルが素敵
お気に入りの設定をカスタマイズして、自分のお気に入りボタンを登録できちゃうってのはかなり推している機能のようです。タッチパネル=便利っていうのは違うと思いますが、元々読み取り開始ボタンぐらいしかなかったところに、大きなタッチパネルが追加されたというものなので、使い勝手は向上しているはずです。
今回はたくさんのユーザーと共有することを考えて設計されているようです。自炊派のオタク兄さん、学校の資料をこまめに整理する妹、レシートを主に読み取るお母さん、プレゼン資料にA3用紙をよく読みとるお父さん、家族でそれぞれのプロファイル設定を作ってボタン化できるのは便利です。
革新的なソフトウェアで効率的にデータを管理
パソコンがなくてもスキャンデータを扱えるようになったといっても、パソコンを使ってスマートなソフトウェアを活用することで、より効率的に資料を扱えるようになります。ScanSnap Homeには学習機能があるので、使うほどによりスマートにサポートしてくれます。
スキャンデータをより便利なファイルへと変換してくれたり、
読み取った資料を自動で判別し、
ファイル名も自動で生成してくれるというスマートさ。使い込んで、ファイル名のルールを学習してくれるようです。
クラウドサービスとの連携がスムーズになり、
ファイルへのアクセス、文書の変換、ファイル検索、一元管理で快適度がアップされます。
洗練されたデザイン・ストレスフリーな設計
正直デザイン面は旧機種の方が好みですが、それは主観的なところなので評価が別れますね。
初代から続く機能ですが、パカっと開くと電源が同時にオンになり、即座に読み取り可能な状態になります。これは本当にストレスフリーを実感してます。ストレスフリーを連発するのでその言葉でちょっとイラッとして若干ストレスを感じ始めていますけど(笑)
原稿セットは50枚一気に載せることができます
30枚/分の高速読み取りは驚異的です。少しずつではありますが、着実にスピードをあげてきているのは企業努力ですね。素晴らしいです。
原稿づまりが怖くてこんなことあまりこういうことにチャレンジはしたくないですが、簡単にセットできちゃうみたいです。正直タッチパネルとかより、こういうところをより精度をあげていってほしいです。
一応、読み取り精度も進化があると期待しています。このあたりはレビュワーたちの報告をまって検証していかないとわからないところですが、iX500でも大幅に向上されたので、今回は更に改善されているものと期待しています。極論をいうと、速度は現状維持でも重なり検出を完璧にやってくれるだけで、作業効率はめちゃくちゃあがるので、ココが肝だと思います。
A3以上の大きさへの対応ができれば、競合他社もScanSnapに下剋上を果たせるのでしょうが、やっぱり難しいんですね~。
新機種ではA3用紙を折り曲げての読み取りには対応できるようになりました。でも大切な読み取り資料もたくさんあるので、折って使うっていうのは用途がかなり限定されます。
5GHzにも対応
なぜ旧機種で対応できなかったのかといったところは本当に惜しまれるところですが、やっと対応させてくれました。こっそり注意書きに「モバイルアプリ使用時、一時の機能が利用できません。」とあるので、後々ちょっとしたクレームにはなりそうですけど。旧機種では「無線対応なのに5Ghz対応じゃないの?」「結局USBの方が高速だから無線はいらない子」っていうこともあったので、過大な期待は禁物です。
今から自炊用途に買うならiX500はオススメ
正直6年もモデルチェンジの必要がなかった超優秀なiX500さんなので、無理にiX1500に換える必要はないと思いますし、今から自炊用で考えているならおそらく3万円だい前半まで価格が下がるであろう旧機種のiX500はめちゃくちゃオススメです。
中古なら更にお得な値段で買えるようになるんじゃないでしょうか。売れに売れまくって、設定方法とかメンテナンス部品とか、修理動画なんていうのもたくさん出ているので公式以外のサポートが充実しまくっています。ちなみに浮いたお金で9,500円の5年保証サービスに加入することも可能です。もっというと革新的ソフトウェアといって今回宣伝しているソフトウェアScanSnap Homeも動作します(対応機種:iX1500、iX500、iX100、SV600、S1300i、S1100)。
本当に長い間4万円台をキープしていたんですが、今は35,000円台に到達しそうな勢いで値下がりしています。今こそ買い時でしょう!
これだけの価格差があれば楽2ライブラリを購入してもいいですね。
公式サイトからの購入は割高?同じアマゾンでも大きく違う価格
価格.comで価格をチェックすると10月10日時点では46,979円が最安のようです。
アマゾンも定価から割引されて、ほぼ最安価格の46,980円で購入可能になっています。
念の為公式のサイトもチェックしてみました。購入ボタンからすすむと、アマゾン、らくてん、ヤフーと大手の通販サイトが網羅されています。「Amazonでご注文」をクリックすると・・・
なぜか割引なしの51,840円という定価での購入になってしまいます。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
上の写真の通り、「iX1500」でアマゾンの検索をかけても出てこない価格帯なんですけど、、公式サイトからジャンプすると定価になるという謎仕様・・・。こ、こわい。
もっとえげつないことに、おそらくAmazonアソシエイト(アフィリエイト)と思われるタグまで載せてアマゾンの購入ページに飛ばされます。富士通さん、その商売人としての心意気には感服です。それぐらいやらないとアフィリエイトで稼ぐなんてできないですよね、わかります、わかりますよー(TдT)
複数台のPCと繋げるならライセンスのことも考慮を
みんなで使えて便利~って喜んではいけません。複数台でのPCでScanSnapを共有しようと考えている場合は、ライセンスの購入が必要です。富士通さん・・・やりまんな~。
資料の共有だけならクラウドでもできるので、うまくやればライセンスの購入なくデータを共有することも可能だと思います。編集もAdobe Acrobat Proやフリーソフトでできるので、用途に合わせて最低限のライセンスを購入されれば良いと思います。
買い取り価格がせこい
新機種への買い替え応援プログラムというのがあったので、価格をチェックしてみました。
S1300はさすがに古すぎるのか500円!ぐぬぬっ・・・
iX500ならっていうことで調べてみると私のEvernote Editionは3000円!
これなら個人売買でどう下手な文章で出品しても1万円以上はいくはずなので、この価格にはびっくりです。
「あんたの使ってる機種はこれぐらいの価値しかないの!早く買い替えなさい(・∀・)」
という意味の買い替え応援プログラムなのかな?これだけコケにされても欲しくなるScanSnapの実力はさすがと言わざるをえないけど、モヤモヤが晴れない(TдT)