2-in-1タブレットSurfaceが出る以前から巨大タッチスクリーンを擁したSurfaceという名の存在は知られていましたが、いよいよ9月に発売予定です。予約は7月1日から法人限定で受け付ける予定になっています。
対するはSHARPのBIG PADですが、Suraface Hubの完成度を見ると雲行きが怪しいです。
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目次
画面がまだ小さい
60インチ、70インチでは小さいので、80インチを作りましたよということなんですが、80インチでも学校では少し小さいかなと感じます。
今や発展途上国でも電子黒板は使われています。しかも使い勝手も上々です。日本ではあまり競合メーカーや需要がないのであまり真剣に開発が行われていないのではないでしょうか。
しかも、販売相手がどうしても医療関係や企業がメインで、馬鹿みたいに高い価格設定で平気で出します。これが百万円を超える価値があるのか疑問です。
書く音がうるさい
カツカツうるさいです。黒板もチョークの音がうるさいと感じますが、これはそれに加えてさらに耳障り感が著しい。通常のホワイトボードにはない不快感です。
Surfaceの場合は、カツカツいいません。Surface Proを持っていればわかると思いますが、導電素材がゴムのような材質なので、硬いディスプレイにあててもカツカツいわないのです。
3Dも見れる
SHARPさんはプレゼンが下手なので、2Dの拡大・縮小ばかりをことさら強調していますが、医者や技術者に売るなら3Dファイルでも持っていけば良いのに、それをしません。タッチ対応していなくても、OSがWindowsなんだからできるはずなんですが。
マイクロソフトはプレゼンする人と、操作をする人は別々にいて、話もうまくまとまっています。
3Dファイルを様々な角度から見て、拡大して書き込み。こちらの方がより使い道をイメージしやすいです。写真の拡大や縮小なんかiPadを大画面に映すだけで用が足りるんですから。
でもシャープだって負けてないぞ
シャープにだって、これまで現場でやってきたという誇りがあります。より実践的なソリューションを展開。例えば、電子黒板の問題を
ささっと、みんなに一瞬で配布できます。わら半紙に大量印刷というコストを考えればこれはだいぶ助かりますよね。生徒はわざわざタブレットを出して見るので絶対面倒でしょうけど。
LL教室はもういらないかもしれません。このように生徒の回答を一覧表示できます。リアル世界不思議発見みたいなクイズ形式の授業が簡単にできそうです。
アナライザーで即座に集計がとれます。手を挙げるのが恥ずかしい、会議で匿名で投票といった用途にバッチリです。
おもしろいのは、黒板消し。ペンのお尻ではなく、黒板消し形状のデバイスで文字を消します。手やペンでも消せます。
学校の黒板に革命を起こせば、市場は無限大!
黒板の前に電子黒板を置いて授業とか、めちゃくちゃシュールなんですが・・・、すべて電子黒板化すれば一気にSHARPが復活するぐらいの起爆剤になると思うのですが、どうでしょう。
タブレットは教科書やノートの代わりにはならないと個人的に思っていますが、大画面液晶は充分に黒板やホワイトボードを超える存在になると思います。
デザイン性ならSurface Hub圧勝
自分たちの作ったソフトにやはりうまく溶け込んでいます。SHARPさんのはWindowsに無理やり上乗せしたようなソフトで、使いにくそう。
やっぱりペンにはこだわりがあるようです。どうしてSHARPさんはあんなおっきなペンで書かせるんでしょうか。
それからひどい説明会の様子。せっかく新製品を紹介するというのに・・・
しかも、フルHDや4Kをアピールしているのに360pの画質であげるという・・・。う~ん、やっぱもう無理かな。
教育現場革命の大穴は任天堂Wiiだ!
この動画はWiiのIRセンサーを使って、簡易ホワイトボードを作ってしまうという動画です。費用はわずか60ドル。対応ペンを自作すれば必要なのはWiiリモコンの費用だけですみます。4000円でお釣りがきます。
影の映りこみなどは、超短焦点のプロジェクターを使えば解決できそうです。BIGPADやSurafe Hubよりも超短焦点プロジェクターを導入するほうがずっと安くすみます。
実はこのWiiリモコンを使った電子黒板は、ジョニー・リー氏のプロジェクトを応用したものです。TEDのプレゼンはとてもおもしろいので是非見てください。