4月始めに里帰りをしていました。帰るたびに心配になる沖縄ですが、どんどん本土の人(やまとんちゅ)との距離が広がっているなと感じています。
お互いを知らなすぎる、そして自らを知らなすぎる
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沖縄のニュースはどれを見ても政府批判ばかり。自分たちのことは手放しに褒め称えて、これこそ自分たちが嫌いな戦中の日本の偏向報道ではないかと思うのですが、ずっと島を離れずこういうメディアにしか触れていないと「悪は中央政府、被害者は沖縄」と刷り込まれるもんなんです。
更にまずいのは本土の人も「ごめんね、沖縄の皆さん」というスタンスの人が多いことです。
久米三十六姓が沖縄に文化をもたらした?琉装が沖縄独自の文化?銃剣とブルドーザーで土地を奪った?薩摩には無抵抗で敗戦した武器を持たない平和な国?
琉球には本土の僧侶もいて、日本人村もあったこと、琉装は薩摩に強いられた作られた異国文化、何万人という沖縄の地主(軍用地成金)が基地返還に反対していること、三山時代から続く覇権争いに、本土からの圧力にも武力で対抗したことなど都合のいいことはすべて隠しています。
無知であり、無恥な沖縄人
ぼーっと沖縄で地元メディアを見ていると、「那覇はむかし島だった!」と題して、そのことを地元の那覇市民に聞いていましたが、み~んな知らない。ちょうど以前書いた沖縄は埋め立てだらけの記事で書いたことですが、誰もそんなこと気にしてないんですよね。言葉のマジックで「干拓事業」と書かれてますが、「珊瑚礁の破壊」「自然破壊」そのものですよ。
特に田舎のおじい、おばあなんてごみを海に投げ捨てる人もいるし、自転車やバイクが海に沈んでたり、それはあきらかに観光客のものじゃないってゴミがあるくらい、最近まで環境とかほとんど意識してなかったんですよね。
きれいな青い海と見えるかもしれませんが、これだってめちゃくちゃ珊瑚の上に無機質なコンクリートで海岸を整備してますからね。ボーリング調査なんてかわいいもんですよ。どれだけのテトラポットが山積みになってることか。そして、その側にたてられたホテルや商業地が環境に与える影響なんて全国紙や地元紙で一面トップで問題にしますか?
北谷の清流や静けさを破壊したのは何も米軍や本土の人間だけではないでしょう。拝金主義のなれの果て、エコツーリズムなんて口にした日にはもう取り戻しようがないところまで来ていました。情けない。
北谷に来る観光客が「綺麗!沖縄の海すごい!」といってはしゃいでいるサンセットビーチは人口の砂浜です・・・。毎年ハイシーズン前にちゃんと整備されます。今回は帰省の日も整備中でした。「銃剣がー!」「ブルドーザーがー!」といってる自分たちが沖縄の自然をブルドーザーで乗り入れてめちゃくちゃにしているんですから笑えます。今までなかった防波堤も増えていました。結局こうやって、土建屋だけ儲けさせて組織票をもらって当選するというのが古き良き(?)伝統なんです。
こっそり龍柱なんかも作っちゃって、これも伝統ですよ。日本と中国両方に媚びる。明王朝が滅びたとたん、これまで7列だった琉球国王の冠の玉列を7列から12列にちゃっかり増やしたり。12列は中国の皇帝と同格です。それまでは明にヘコヘコして冠服をもらって「わ~い!明と同じ冠服をもらったぞー!大事に使いまぁす。」とやっていたのにですよ?
沖縄大好きぃ、沖縄の皆さんごめんねといって国民の税金からもらったお金を中国へと流す。龍柱に反対する市民の会
基地移設に合意しても、それは前の人が決めたことだからとすべてを反故ににする。実は本質は変わっていません。
都合の悪いことは徹底的に隠す
沖縄の地上戦で亡くなった本土人のことはほとんどふれず、本土の軍人に自殺の命令を受けたという嘘は平気でつく。犠牲者の数にはしっかり本土の軍人も入れる抜け目なさ。戦争と関係ない死因であっても平和の礎に名前がある人は幾らでもいます。騙して国から補償をもらっている人もいます(本土にもいますが)。
とりあえず、悪者はヤマトンチュ(本土人)なんです。ナイチャー(内地人)が悪い。それに、勝手に「オール沖縄」なんていっていますが、離島の人間からしたら本島の役人は人頭税で身銭を搾り取られた悪者のはずなんですが、うまく話を刷りかえられてなかったことになっています。
サトウキビ畑やパイナップル畑など今までなかった農作物を大量に生産し、赤潮を大量発生させ土建屋と結託して海岸をいじめ抜いてきた歴史。環境の変化でオニヒトデを大量に発生させて珊瑚を壊滅させた自分たちの所業は反省しません。
本土のダイバーが一緒にオニヒトデを駆除してくれたり、環境改善のためにチームを送って本気で取り組んでいることはあまり注目されることではありません。復帰後10兆円以上をもらってきたことなんて知ったことじゃないんです。
問題になる(金になる)のは政府の悪口だけ。どれを読んでも赤旗と変わらない。なんてところに住んでるだと自分でも怖くなります。
町に蔓延る米軍の脅威を見せればすぐに同情される。
あ~かわいそうな沖縄の人たち。もっと予算を増やさなきゃってね。
指導要領にはちゃんと
「天皇の地位」については,日本国憲法に定める天皇の国事に関する行為など児童に理解しやすい具体的な事項を取り上げ,歴史に関する学習との関連も図りながら,天皇についての理解と敬愛の念を深めるようにすること。また,イの「国民としての権利及び義務」については,参政権,納税の義務などを取り上げること。
とありますが、沖縄では無理です。パラオでの天皇陛下に関する報道をみて「こんな時にパラオに行くなんてフラー(あほ)じゃないか。」と言われていました。「お前が戦争始めたくせに、白々しい。」なんて言われて散々です。ここまで来ると納得行くまで沖縄の人間と話をするのは難しく、日本軍の行為や天皇陛下に対する賛美を少しでもしようものなら、白い目で見られます。教育って本当に大事なんですよ。
本土の皆さんも、沖縄の人も自分たちのこと、相手のことあまりにも知らなすぎ、又は都合のいい部分しかみていないと思います。喧嘩するならもっとお互いひけらかして、本気で喧嘩すればいいんですよ。
汚い沖縄、ずるい沖縄を知ってもらうことは悪いことじゃない
自分たちにこんな悪いところがある、恥ずかしい、そう思ったら直して行こうじゃないかと沖縄の人には思ってほしい。
「かさまし~、ないちゃーがやー」なんて思うのはやめましょうよ。一度ゆっくり沖縄を見てみたらいいと思うよ。
点字用の手すりがべたべたでもそのままにしてる、それもウチナンチュ。
新しいモノレールの駅だって掃除もしない、タイルがひび割れても気にしないそれもウチナンチュ。
観光客には来てほしい、でも玄関口のモノレール駅はきれいにしない、それもウチナンチュ。
振興予算はがっぽりもらう、土建屋にはきっちり予算は払っても票をくれない観光客の案内はダンボールで。ぼろぼろになってもそのまま。それでもウチナンチュ。
汚い改札、中国に媚びる簡体字。でも肝心なところは英語と日本語。それでもウチナンチュ。
お客様にはお金をもらう。でも案内はガムテープで十分。観光業は簡単やし。これもウチナンチュ。
塩害被害ですぐ錆びる。対策やメンテができてなくてもウチナンチュ。
内地ではね、毎日清掃してるよ。エスカレーターの汚れやこびり付いたガムも一生懸命ね。知ってるかなウチナンチュ。
良かったね、こんなゴミの捨て方をしてもカラスが溢れなくて。ウチナンチュでよかったね。
ナイチャーがタバコのゴミして帰っていったんだろうね。かわいそうなウチナンチュ。
ウチナンチュはしないよな。ごみなんか。ウチナンチュ。
腐れナイチャーがレンタカーのマフラー外して捨てていったんだはずなー。なーウチナンチュ。
こんなとこにさんぴん茶を捨てるフラーはナイチャーしかいないやんに?ウチナンチュ。
オリオン好きなのもナイチャーだはずなー。ウチナンチュ。
ウチナンチュはこんな小道を歩いてごみしないはず。ウチナンチュ。
はっしゃびよ。はごーさぬ。ナイチャーがやったんだはずなー。ウチナンチュ。
おじいやおばあ、ナイチャーにはこんな椅子で上等。ウチナンチュ。
久しぶりに地元をゆっくり歩いたらこんなんばかりさ。どぅまんぎった。ウチナンチュ。