from:台灣觀光局
最も美しい駅と称賛される「グランドセントラル駅」に突如現れたのは台湾原住民の笑顔。
一体何かというと、台湾の観光局ニューヨークオフィスによる台湾の魅力を伝える広告だそうです。メールだけでも300通を超える話し合いを行い、遂にニューヨークの地下鉄にその広告を走らせることができました。
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目次
島全体が宝モノ 台湾の魅力を世界に伝えたい
from:寶島台灣主題彩繪列車 驚豔紐約地鐵│中視新聞 20181003
芸術性にも富んだ台湾の今回の広告について、中視新聞が伝えてくれています。
from:寶島台灣主題彩繪列車 驚豔紐約地鐵│中視新聞 20181003
突如現れた台湾の特別車両に現地ニューヨーカーも、訪れた観光客も驚きと興奮が冷めやれないようです。
from:寶島台灣主題彩繪列車 驚豔紐約地鐵│中視新聞 20181003
「車両の外も中もとっても素敵。台湾に是非いってみたい。」と満面の笑みで答える少女。これだけでも費用対高価は高そうです。
from:寶島台灣主題彩繪列車 驚豔紐約地鐵│中視新聞 20181003
車両を使って台湾の文化をアピール。こちらは台湾原住民が民族衣装を纏ってビッグスマイルで乗客を迎え入れる様子です。日本でも人気のビビアンスーは、実は台湾の原住民タイヤル族の血が流れています。
from:寶島台灣主題彩繪列車 驚豔紐約地鐵│中視新聞 20181003
廟や道教も台湾らしいですね。
from:周永暉臉書
鮮やかなカラーリングの中で優しい木のぬくもりで落ち着きをあたえるのが、籐(ラタン)椅子です。大陸から流れてきた客家の文化も台湾で受け継がれています。
from:寶島台灣主題彩繪列車 驚豔紐約地鐵│中視新聞 20181003
さらに椅子をよくみると特産品の三星葱が置かれていたり、台湾人が見ると思わずにんまりでしょうね。
from:寶島台灣主題彩繪列車 驚豔紐約地鐵│中視新聞 20181003
インスタ映えも間違いない車両はニューヨーカーにも大人気です。
from:寶島台灣主題彩繪列車 驚豔紐約地鐵│中視新聞 20181003
このまま残しておきたい車両ですが、広告掲載期間は一ヶ月とのこと・・・う~んもったいない(TдT)
from:寶島台灣主題彩繪列車 驚豔紐約地鐵│中視新聞 20181003
一番大事なのは「台湾」という文字を全世界にアピールできたことではないでしょうか。そのことを中視新聞も嬉しそうに伝えています。両岸問題で緊張感は常にある台湾情勢ですが、相手方を罵るでもなく、とってもスマートな自己主張に関心です。
タイムズスクウェアにこれ見よがしに領土問題をアピールしたりする国もあったりしますが、オジサンは台湾のやり方に共感します。
デザイナーは屏東出身の江孟芝さん、過去には貧困に苦しみ鬱になったことも
ニューヨークを台湾色に染めたデザイナーは江孟芝さん、出身は先日訪れたばかりの屏東ということです。ちなみにエモやんこと江本孟紀氏とは一切関係ないそうです。
貧しさに苦しんだ過去
from:江孟芝 - 104掌聲
母子家庭の5人家族で生活は苦しかったといいます。ニューヨークに留学する際は経済的に独立しようと135万元(約400万円ぐらいかな)の奨学金を借りてニューヨークに留学し、修士の学位を得て卒業したそうです。そうはいっても、家が貧しく台湾へ買えるチケットもなく、35ドルしか手元に残ってないときは、一週間を鍋にたいたお粥で凌いだそうです。辛くて宿舎で毎日泣いて過ごす様な日々だったといいます。
逆境からの成功
from:江孟芝 - 104掌聲
しかし、卒業後はニューヨークのトップ500に入るデザイン会社に入社し、なんと1年ですべての借金を返済し終わったそうです。す・・・すごい!Σ(゚∀゚ノ)ノ
苦しさに打ち勝つために必要な2つのこととは?
from:寶島台灣主題彩繪列車 驚豔紐約地鐵│中視新聞 20181003
今回の作品について聞かれ、みんなの反応に自信をさらに強めた様子の江さん。苦しい逆境の中で2つ学んだことがあるといいます。
一つは、「自分の情熱を発掘し、それを負い続けること。そうすればどんな逆境にも耐えられる。」
二つ目は、「人生において、不完全なものうまくいかないものがあるということを受け入れること。不完全なものうまくいかないこと、これらがあるからこそ、自分はさらに成長し、もっと努力しようというパワーになる。これがわかれば失敗を恐れることはないし、挫折でつまずくこともない。」
相当な苦労をされたと思いますが、それに負けないパワーをもった大変強い女性のようです。芸術面だけでなく、哲学的な考え方も人生の達人の域です。
from:周永暉臉書
貧困生活から、ニューヨークにわたり、現在はニューヨークの母校で講師として勤める江さん。彼女の見事に咲かせた台湾の花をみられるのは今月28日までとのことです。デザイナーの背景を知ると作品を見る目がまた違ってきますね、ニューヨークを訪れるときは、是非江さんのアート広告も見てきて下さい。