from:郑州方圆手机维修培训学校
iPhone XsやiPhone Xs Maxが発表されて、旧機種の扱いに困っている人もいるかもしれませんね。以前16GB版iPhone 6の容量を128GBに書き換える記事について書きましたが、最近の事情はどうなっているのか気になるので改めて調査してみました。
どうやら、iPhone 6以降もNAND型フラッシュメモリを換装アップグレードする作業が(違った方向の?)技術大国中国では脈々と受け継がれているようです。なんと、iPhone 7、iPhone 8、iPhone Xと書き換え可能なハードが売られている?ばかりか、携帯電話(スマートフォン)の専門学校では詳しい使用方法まで指導され、技術の向上は止むことなく日々磨かれていることがわかりました。
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目次
自動車専門学校のノリで携帯電話修理専門学校というのが存在した!
鄭州方圓手機維修培訓学校は中国各地に存在するという携帯電話のプロを育成する学校の一つ、鄭州では唯一という貴重な専門学校のようです。鄭州といえば少林寺の総本山が位置する河南省の省都、人口750万人を有する大都会です。殷の遺跡などもあり、まさに中国の歴史を代表する都市なのですが、そんな鄭州で21世紀となった今、iPhoneの魔改造職人を育成する学校が存在しようとは。黄皇は想像できたでしょうか。
割れた液晶はこうやって直すアル
訓練校の講師がにこやかに修理の実習を行います。美しさをもとめたiPhoneの液晶のもろさは皆さんもご存知ですね?このまま使い続けている人をよく見かけます。液晶割れをきっかけに機種変更を決意する人も多いのでは?
しかし、このデモの様子をみたあたなはきっと後悔するでしょう、「ああ鄭州の携帯修理訓練校に通っていれば良かった」と。さすがは講師です、文字通り体一つで修理を行います。おしゃれなピックとかは一切使いません。吸盤なんか邪道です、使うのは鍛え抜かれた親指の爪のみ!男・・・いやいや中国だけに漢(オトコ)らしい荒業をみせつけてくれました。
豪快さだけではありません。繊細な妙技で難しい分解や組み立てを難なくこなします。
先生の手順通りに行えば、ご覧の通りタッチパネルも正常動作。新品同様に蘇りました。
ご視聴ありがとうございました!再見(ザイジェン)!
iPhone 7のCPUとフラッシュメモリの換装方法を教えるよ
分解したマザーボードのハンドを取り除きましょう。
以前紹介したiPhone 6のストレージ16GBから128GBへの換装方法についてなのですが、本当はもっと細かい作業が延々と続いていたようです。
▶iPhone 6 Plusの16GBモデルをわずか8000円で128GBにアップグレード(換装)
周囲のゴム部分も丁寧に取り除きます。
基盤をきれいにしましょう。
歯ブラシでお掃除しています。ソフトかハードか、極細かレギュラーか、山切りカットなのかは不明です。職人っぽくていいです。現場の工具は自分でカスタマイズして作る、基本ですね(●´ω`●)
その後もゴムを取り除いては、
お掃除してという結構地味な作業が続きます。長いので途中省略・・・
換装用のCPUをステンシルの要領ではんだ付けします。
Tシャツの転写にも似てますね。こんなことしてたのか・・・
ヒートガンで温めて
準備ができたようです。
さらに少し温めてから、
取り付けるべし!打つべし!打つべし!
取付後は正常に電流が流れているか確認しましょう。正常な値はおおよそ80mA付近です。気をつけましょうね。・・・って、できるか(# ゚Д゚)
続けてフラッシュメモリも取り付けましょう。
新しく学校に導入したという専用機器でCPUとフラッシュメモリの書き込みをします。
基盤を組み直して、PCに接続。
バイナリエディター的なソフトが起動しています。「愛思助手」?というソフトウェア名らしきものも確認できます。
iPhoneに書き込みプロセスの経過状況が表示されています。
書き込み終了。あとは通常通りアクティベーションを行います。
フラッシュメモリのアンロックも完了です。
最新版の書き込み機器はiPhone Xもいける?
最新版の機器ではiPhone Xにまで対応できているようです。iPhone XsやiPhone Xs Maxにもすぐさま対応するものと思われます。
フラッシュメモリには東芝、hynix、SanDiskがあるようです。こんな技が身につけられるのは中国ならではかもしれません。iPhoneが大好きな日本以外にも、世界中どこに行っても働き先はあるのではないでしょうか。
気になる実習の様子は鄭州方圓手機維修培訓学校のウェブサイトから確認できます。外国人留学生を募集しているかは未確認・・・。
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