iFixitがApple Watchの分解の様子を公開しています。意外にも分解難度は「5」とそこまで難しくないようです。
Youtubeで絶賛公開中
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Apple Watchの発売日が過ぎ、すでに手元に届いて使用されている方もいると思いますが、単なる開封の儀では満足できないiFixitさんが箱の中の更に中側まで絶賛大公開してくれました。
ご丁寧にApple Watchのサイズの紹介までしてくれます。
こうしてみると少し分厚いですね。
簡単な紹介が終わり早速分解へと進みます。
ベルトはもちろん交換できるように裏側のリリースボタンを押せば簡単に外せます。
スライドさせればこの通り。
Model A1553と書かれています。横には何かのポートらしきものがあります。
アクセスできるネジが見当たらないのでiOpenerを使って暖めます。iOpenerって何?って人は是非iFixitのページで分解工具をチェック。
ときにはこんなワイルドなアクセスも必要です。ケーブルトラップにひっかからないように。
普通のギターピックじゃあ分厚くて難しいところですが、iFixitのツールで傷つけることなく簡単アクセス。
ヒャッハー!ケーブルトラップがあるから、気を付けてって言ったでしょ。ほらね。
コネクターを外すとディスプレイは簡単に外れました。
Taptic Engineとアンテナらしきものが見えます。
かわいらしいミニサイズのバッテリーです。意外と簡単に外れました。
両面テープで固定されていたようです。
Samsung Gear LiveやMoto 360は300mAhの容量ですが、Apple Watchのバッテリー容量は205mAhと書かれています。安心の中国製です。
こんなに小さなバッテリーで18時間持つとか・・・。ねぇ?
見たことのないくらい小さなサイズのネジに出くわしましたが、あわてない
匠というのは自分で工具を作るのであります。
ばっちしフィットで、専用ドライバーを自作してしまいました。
これでTaptic Engineが取り外せます。
モーターをぶるんぶるん振るわせるのではなく、リニア式でこのように動くんですねー。
アンテナらしきものも外せました。
iPhoneにも見られるようなファンクションボタンです。
それにしても細かい部品です。
ベルトを外した時に見えたあのポートにもアクセスできるようになりました。
診断用のポートではないかとのこと。
デジタルクラウンの構造も丸裸にしてしまいましょう。
ぎゃ~~っす!めくるとケーブル類がこんなにも!
半田付けされたコネクターをやってしまったかも・・・
S1チップが取り出されました。
裏っかわはこんな感じ。
最初に分離したディスプレイには光センサーらしきものがあります。
これはARM CoretexではなくてAD7166のタッチスクリーンコントローラーです。
デジタルクラウン周辺はこんな感じ。
外してみると、一つのケーブルにまとめられているようです。
デバッグポートのケーブルはこのようになっていました。
すべて並べてみるとこうなります。
総評として
・ベルトの取り外しは簡単。
・スクリーンの取り外しは難しいが、可能。
・開けることができれば、バッテリーの取り外しは簡単。
・その他の構成部品は基本的に取り外し不可。
・S1チップの構造から基盤レベルでの修復は不可。
結果、修復難度は「5」となりました。
こちらの分解動画すでに30万再生にせまる勢いなので、Apple Watch一つだめにした代償は十分にとれているし、自社宣伝費としてはおつりが来るくらいですね。素敵な商売だと思います。