GPDの公式ツイートが荒れ狂うUMPCの競争をよりヒートアップさせています。先日OneMix 3の予約発売と同時に中国では予約件数1700件を超え猛烈なスタートダッシュを決めたONE-NETBOOK、その価格は約$760と中華系大手通販サイトは足踏みをそろえていました。

しかし、GPD社がそのような高価格帯に陥ったUMPCの値段を一気に解消するようなつぶやきをしたことでまたまたUMPCファンのハートをがっちり掴んでいます。GPD Pocket 2やGPD Win 2から一気に価格が跳ね上がった感のあるUMPCですが、その高価格路線のレールを敷いたメーカー自らがGPD MicroPCや今回のGPD P2 Maxでこのトレンドに終止符を打とうとしているようです。

ツイートによると、P2 Maxの価格は

16GB RAM + 512GB + Core m3-8100Yモデルがわずか$705

8GB RAM + 256GB + Celeron 3965Yモデルならさらに安い$529

Indiegogoのクラウドファンディングを上記価格で始めるとしており、16GBメモリと$705という価格がより多くのファンの注目を集めています。先週発表されたOneMix 3は海外通販サイトでは約$760でしたが、明日発表予定のOneMix 3SCore i5、16GB RAM、512GB SSDというOneMix 3の上位モデルとなるため必然的に$760より高くなるものと思われ、価格面ではかなりP2 Maxの方が優位な状況です。

ONE-NETBOOKにとっての驚異はCHUWI MiniBookの出現にもあります。MiniBookは8インチながら予定していたCPUをm3-8100Yへアップグレードし、ストレージの容量と速度面以外はほぼOneMixと方を並べるスペックです。容量に不満な場合はMicroSDカードスロットや空きSSDスロットもあるためストレージ面でも満足できる仕様となっていますが、価格はわずか$550~を予定しており、OneMix 3Sの価格によっては風向きが大きく変わってきそうな状況です。

CHUWI MiniBookの128GB eMMC+ 8GB RAMが$550ということを考えても、512GB SSDと16GB RAMを搭載したP2 Maxが$705というのはかなり価格を抑えた設定と言えるでしょう。トランセンドのM.2 2242対応の512GB SSDも12000円以上するので、MiniBookを512GB SSD仕様にアップグレードするにしても$650はかかってくる計算になります。加えてUMPCの実績とブランド価値をみればGPDの$705というP2 Maxの価格は十分納得できるものではないでしょうか。

P2 Maxのトラックパッド不要論、サイズが大きすぎるといったユーザーでも、この価格なら再考の余地がありますね。

Source:https://twitter.com/softwincn/status/1130360003661930496

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