連日30度超えの猛暑が続いたり、かと思えば豪雨の被害が広がったり、今度はダブル台風っていうじゃないですか。また、ガジェット好きを震えさせるのが7~9月に多くなるという雷です。落雷時には5000V近い高電圧が流れる危険があり、もちろんそうなるとパソコンを始めとした精密機械類は使い物になりません。事前の対策が大好きなガジェットを危険から守ってくれるということで、自分への警告も含めて対策をまとめてみます。ちなみにですが、台風には雷活動が活発なものとそうでない台風があるそうです。今回のダブル台風はどっちなのでしょう。20号は西日本直撃とも予想されているので皆さん十分にご注意をm(_ _)m
・週間 W台風 20号は西日本直撃か(日直予報士 2018年08月21日) - 日本気象協会 tenki.jp
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目次
落雷の種類
落雷の被害は雷電流によってもたらされますが、電流の発生メカニズムの違いによって直電雷と誘導雷に大別されます。直電雷は正直運が悪かったとわるきって、今回は誘導雷によるルーター、パソコン、テレビ、モニター、スマートホンなどの被害対策について探っていこうと思います。
直撃雷
名前の通り、電気設備等の物体・人体に雷撃が直撃することです。数百万ボルトの電圧によって、まぁまず機械は助からないのでもし直撃を受けて命が助かればそのことを喜びガジェット類は新しく買い揃えましょう(むしろ敢えてガジェット類に雷撃を誘引し、地面に流すほうが得策。)。対策としては避雷針の設置やゴムゴムの実を食べるなどがあります。堀内孝雄さん曰く地上に降りた最後の天使であっても1万ボルトなので直撃雷の凄さがおわかり頂けるかと思います。直撃雷の周辺で起こる放電被害を側撃雷と呼びますが、単に「ビビビッときた。」という程度にしか感じない松田聖子さんのビビビ婚として有名です。
※電線に直接落雷して家庭の機器に被害が及ぶ場合も直撃雷と考えるようです。
誘導雷
周囲での落雷によるとんでもないエネルギーが拡散することで電磁界が大きく乱されることで発生します。建物近くにある電線や各種ケーブル、様々な電気機器に誘導電流が発生し、その異常電圧によって破損等の被害に至ります。焼け焦げてしまった場合、火災の恐れもあるためパソコン1台が壊れたとか、思い出の写真が全て消えてしまったとかでは済まないケースも多々ありますので適切な対策が必要になってきます。
雷サージから電子機器を守る3つの対策
とてつもないパワーをもつ雷の過電流(雷サージ)からガジェットを守るための対策として以下の3つを挙げておきます。
1.雷や停電の恐れがある場合は電子機器の使用を止める
2.UPS(無停電電源装置)の設置で急な停電に備える
3.サージプロテクタ(雷サージ対策機器)で万一に備える
雷が鳴ったら電子機器の使用は控えよう
雷鳴が聞こえるような天候では精密機械の使用を避け、雷サージの危険を回避しましょう。すでに使用している場合は、バックアップを早急にとり、電源を落としてからコンセントから抜いた状態にしておくのが良いでしょう。
電源コード以外にも、アンテナ線、有線LANケーブル、電話線なども直接電源に繋がないほうが良いです。
パソコンやゲームを24時間していないと禁断症状がでたり、どうしても仕事をしなければいけない時は、バッテリー駆動のPCやポータブルゲーム機で遊んだり、ネット回線は無線接続で作業をすることで対策ができます。
様々な状況で役立つUPS(無停電電源装置)の導入を考える
雷サージ対策以外にも役立つのがUPS(無停電電源装置)です。レンジやドライヤー、電気ポットを同時に使ってブレーカーが落ちた、なんてことはよくあると思います。そんな予期せぬ自体でも気にせず電源を供給できるのがUPSです。ノートパソコンと違ってデスクトップは停電になれば即アウトですから、UPSを用意しておけば雷が鳴っても先にコンセントを抜いてからバックアップをゆっくりとるということが可能です。デスクトップの場合、数分~30分程度の余裕ができます。
災害時やアウトドア用品として家庭用電源を備えた大型ポータブルバッテリーという選択もあります。
サージプロテクタ機器を使って雷サージ対策をする
常に自分の大切にしている電子機器類の側にいるかというと、仕事中であったり何らかの理由で外出中であったりすると難しいものです。自宅にいたとしてもコンセントの外し忘れや、入浴中で気づかなかったりとあらゆる想定外のことが起こり得ます。
そこで、有効に使えるのが雷ガード機能付きタップなど各種サージプロテクタ機器です。仕様値を超えた電流が流れた場合はサージプロテクタとして再び使うことができないので、正常に動作しているか確認できる機器がおすすめです。
正常動作をLEDランプで確認できるようなタイプがあります。また、コンセント周りだけでなくLANケーブルやテレビアンテナからの雷サージガード機能がついた機器もあるので普段から対策しておくことで安心して家電を使用できます。家電だけに過電にはくれぐれもご注意をm(_ _)m
「そんなことないだろう。」を思っていても来るのが自然災害。いざというときに泣きを見ないためにも事前にしっかりと雷サージ対策をしておきましょう。