非力なタブレットやAtom機ではよくみられるパターンですが、GPD WINも例に漏れず「バランス(推奨)」というプランしか存在しません。今回は、デフォルトでは設定できないその他のプランを選択できる方法をご紹介します。
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始めに「高速スタートアップ」を無効にする
まず電源オプションから「電源ボタンの動作を選択する」を開きます。
「現在利用可能でない設定を変更します」をクリック。
「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外しておきます。
レジストリエディタから「CsEnabled」の値を編集
Windowsボタン横の検索バーから「 regedit 」 と入力し、レジストリエディタを起動させます。
ツリーを次の順に辿っていきます。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥System¥CurrentControlSet¥Control¥Power にある
「CsEnabled」を探します。
DWORDの値を1から0に変更して再起動します。
再起動後の設定項目を確認する
→再起動後、コントロールパネル→ハードウェアとサウンド→電源オプションに進みます。(タスクバーにある電池アイコンを右クリックでも電源オプションに入れます。)
→「詳細な電源設定の変更」をクリック
すると、以前はバランスしかなかった項目ですが
高パフォーマンス等の今までなかった項目が選べるようになります。
熱問題を抱えるGPD WINですが、これでもかというぐらいパフォーマンス重視にした結果・・・
体感ではほぼ変わらない
ということが判明Σ( ̄□ ̄lll)!!
グラフィックスの設定もパフォーマンスに変更し、ドラゴンクエストのベンチマークなどをやりなおしたのですが、ほぼ同一のスコアでした。初期のバランス設定が絶妙な調整ということなのでしょうか。
よって都市伝説的な設定となりましたが、GPD WIN仲間の間でドヤ顔したい方は是非どうぞ。
設定を終えたあとは「CsEnabled」や高速スタートアップの値を元に戻しても高速パフォーマンスの設定はのこったままです。不具合回避のため、初期値に戻しておくほうが良いでしょう(高速スタートアップは嫌な思い出しかないので切っていますが。)。
Asus T90Chiの場合は、この設定で無線LANやスリープ復帰時の動作が安定したのですが、数回のアップデートを経てWindows 10も安定度が向上しているのではないでしょうか。強制アップデートで人柱になられた方々には感謝感謝です。
おまけ:GPD WIN改が出るらしい
大人気のGPD WINは日本向けに「GPD WIN改」とマイナーアップデートされたものが4万4,800円(税送料込)で販売されると発表がありました。そしてこの価格は12月末までの特別価格だそうです。来年1月1日からは52,800円(税送料込)と値上がりが決まっているようなので、興味がある方は今の内に予約されたほうがいいですね。
ただし、日本向けのクラウドや技適を取得したGPD WINの評判は様々ですので、使用予定地域や使用期間、価格と相談して自分の用途に応じたお得なお買い物をされるのが良いかと思います。
from: 香港GPD technology社製ゲームコントローラ付ウルトラモバイルPC「GPD WIN改」
ちょっと宣伝を加えると、GearBestでお得な年末セールをやっているので、GPD WIN以外にもGOLEのようなおもしろUMPCが発見できるかもしれません。